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Article07 シリーズ2:被災者起点を忘れない。“法律”が被災者のためにできること。―岩手県上閉伊郡大槌町―

 被災地出張所が所在する自治体職員の声をお届けするシリーズ「被災者起点を忘れない“法律”が被災者のためにできること。」第2弾。今回は平成24年3月10日に岩手県初の被災地出張所として開所した法テラス大槌のある岩手県上閉伊郡大槌町町民課の中村一弘(なかむらかずひろ)課長にお話をお伺いしました。

大槌町役場民生部町民課 中村一弘課長インタビュー

中村一弘(なかむらかずひろ)町民課長

Q.大槌町の被災状況について

 大槌町は沿岸部に鉄道や主要道路、商店街や町役場などの施設や住宅地があったため、地震・津波で“市街地”がなくなってしまいました。震災による死者数は1230名、行方不明者数は4名、関連死者数は50名です。死者数には行方不明になっているけれど、ご家族がすでに死亡届を出した方も含まれます。地震発生後に起きた津波で町内の431ヘクタールが浸水しました。これは陸前高田市に続いて県内で2番目の広さです。また、宅地に対しての浸水率は町内の52%程度でこれは県内で最悪です。津波だけであれば建物自体が一部残ったところもあったと思いますが、その後プロパンガスの爆発等による火災も発生し、町は津波と火事で壊滅的な状態になりました。
大槌町の被害状況
 東日本大震災が起こる前にも時々大きな地震が起き、津波警報が発令されたこともありましたが、実際に大規模な津波が発生したことはありませんでした。大槌町では昭和8(1933)年に津波の経験もありましたが、その頃の記憶があるのはご高齢の方々しかいません。少々大きな地震が起きても津波は来ないと思っていたことが大槌町で犠牲者が多かった要因の1つかもしれません。
大槌町における過去の最大津波水位

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