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広報誌「ほうてらす」インタビュー

広報誌「ほうてらす」Vol.10 秋号  インタビュー

聞き手 法テラス本部総務課 瀧澤 佳代

加藤 夏希さんのインタビュー風景
三國連太郎さんのひと言で12歳で役者になると決意
この秋から始まる連続ドラマにご出演されるそうですね。
加藤
今秋、ドラマが2本スタートします。ひとつは今年の1月に放送した2時間ドラマの連ドラ化。もうひとつは1回30分の″シチュエーション・コメディ″。舞台と同じようにお客さんを入れた公開収録です。放送されるときは編集されますが、演じるときは30分の一発勝負。緊張感は舞台と同じですね。しかも、最終回は生放送という話もあるんです。
それは楽しみですね。加藤さんは女優として映画やドラマに出演されるほか、モデルとしても活躍されています。比重はどのくらいですか。
加藤
女優とモデルが五分五分くらいですね。どちらかに集中してしまうと、その仕事に対する想像がふくらまなくなってしまうような気がするんです。違う仕事で、違う現場に行くことで、見え方が違ってくる。例えば、あるときはモデルの立場からタレントとしての自分を見たり、あるいは女優としてモデルの仕事を評価したり、まったく見方が変わるので、すごく刺激になります。
いい相乗効果ですね。
加藤
私生活がそのときの役に影響されやすいので、不良の役をやると私服も不良っぽくなってしまい、ドラマが終わると何を着ればいいのかわからなくなってしまう。。そんなときにモデルの仕事をすると、「今、これが流行ってるんだ」と、現実に帰らせてくれる。だから、今はどちらも必要ですね。将来は女優一本でやっていきたいと思っていますけど。
そもそも芸能界に入られたきっかけは?
加藤
12歳のとき、ゲーム会社のイメージガールのオーディションを受けました。受かったら大好きなゲームをいっぱいもらえるかもしれないという動機で。正直、そのときは芸能界にはあまり興味はありませんでした。
それがなぜ女優に?
加藤
あるゲームソフトの発売記念記者発表に参加したとき、ゲームのナレーションをされていた三國連太郎さんに声をかけていただいたんです。「お前は何をやりたいんだ?役者か?」って。その威圧感というかオーラがすごくて、とても「いいえ」とは言えず、ただ「はい」と。
その一言で役者になろうと決意されたんですか?
加藤
子ども心に言ったからにはやらなくては、という思いもあったので。その後「燃えろ!!ロボコン」というドラマのオーディションを受けて合格したのが女優としてのデビューです。三國さんに声をかけられなかったらオーディションも断っていたでしょうね。
納得するまで演技ができる映画の現場がいちばん好き
実際に女優をやってみていかがでしたか。
加藤
楽しかったですね。特に十代のころは特撮モノやホラーが多く、年相応の役がこなかったんです。だって吸血鬼とかゾンビの役ですよ。「ゾンビの気持ちになって」って言われても「ゾンビに気持ちがあるんだ」って。そういうのが結構楽しかったです。
映画、ドラマ、舞台とさまざまな仕事をされていますが、いちばん好きなのはどれですか。
加藤
映画ですね。テレビドラマだと視聴率の反応を見ながら途中でストーリーが変わることもあり、放送日ギリギリまで撮ったりする。落ち着いて演じられない印象があります。舞台はお客さんの反応を直接感じられるよさがあるのですが、演技が「よくできた」と思えるときもあれば、全然だめなときもある。その差が許せないんです。自分の演技をひとつの作品としてみてもらいたいという思いが強いので、時間をかけて役作りができ、みんなが納得するまで撮影できる映画の現場が好きですね。
2005年には映画『裁判員制度−もしあなたが選ばれたら−』にご出演されました。
加藤
当時は、″裁判員″という言葉もまだ知られていなくて、私もお話をいただいたときは昔の法廷の話かと思いました。台本を読んでやっと「これから始まることらしい」と知ったくらいです。
撮影の現場はいかがでしたか。
加藤
中村雅俊さんは監督兼裁判官役だったので、とてもたいへんそうでした。主演の西村雅彦さんは現場を和ませるムードメーカーで、いつも笑わせてもらいました。
撮影の前には制度についてかなり勉強されたんですか。
加藤
全然。私の役は裁判員のひとりなので、何も知らないほうがリアルなお芝居になるだろうと言われ、裁判員制度の内容は何も理解しないまま撮影に入りました。撮影が終わってからシンポジウムなどに参加させていただく機会があり、やっと制度について詳しく知ることができました。
裁判員の会見を見てやりがいと達成感を感じた
今年8月、いよいよ実際の裁判員裁判が始まりましたが、ニュースはどのようにご覧になりましたか。
加藤
映画を撮っているときは出演者の方々と「被告の両親が泣いている姿を見たら許しちゃうよね」なんて話していました。制度についても「裁判員は本当に集まるのかな」なんて不安ばかり。だから実際の裁判が終わって裁判員の方が取材を受けているのを見て驚きましたね。「顔出してる」って。裁判員をしたことは知られたくないだろうと思っていたので、堂々と取材を受けられるということは、やりがいや達成感があったんだろうなと感じました。
たしかに、ほっとした表情が印象的でしたね。
加藤
最初の裁判員の方々は、すべての人の″先輩″ですよね。通知がいつ来るのか、来たらどうしようと不安を感じている方も、先輩方の表情を見て、安心したんじゃないでしょうか。
もし加藤さんが選ばれたら、参加したいですか。
加藤
参加したいですね。ただ、死刑とか無期懲役の判決を出すことにはためらいもあります。それでも参加してみたいと思います。
実は法テラスも裁判員制度と同じ司法制度改革の一環として生まれたのですが、法テラスについてはどうお考えですか。
加藤
トラブルって災害といっしょでいつ誰の身に起こるかわからないじゃないですか。地震のときに缶詰1つ持っていたことで助かることがあるように、法テラスを知っていれば助かることってたくさんあると思います。
いきなり弁護士さんに相談するのは勇気がいりますしね。
加藤
テレビの仕事で弁護士さんとご一緒することはありますが、相談するとお金がいくらかかるか不安ですし、弁護士さんによって「じゃあ裁判にしましょう」と言う方もいれば、「これは内々に・・」と言う方など、対応方針にも違いがあるでしょうから、心の準備が必要ですよね。
法テラスは、どなたでも無料でお問い合わせいただける「法的トラブル解決の道案内役」です。心の準備にもご利用ください。
加藤
家族にも友達にも言えないことってあると思うんです。そんなとき、法テラスのように自分のことを知らない人に、客観的な立場で話を聞いてもらえるという場はとてもありがたいですよね。私も困ったときは電話しようかな!(笑)
ぜひご利用ください。本日はお忙しいなか、ありがとうございました。

加藤 夏希さん

1985年、秋田県生まれ。
CMモデルを経て、99年「燃えよ!!ロボコン」のロビーナ役で女優デビュー。その後、女優・モデルとして、テレビ、映画、舞台、CM、雑誌と幅広く活躍。ドラマ「花より男子2」、映画「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発」などに出演。現在、NHK総合「見どころNHK」に司会進行役でレギュラー出演中。
ゲスト:加藤 夏季さん


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