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広報誌「ほうてらす」インタビュー

広報誌「ほうてらす」Vol.29 夏号  インタビュー

ほうりつが、 もっとご近所さんだったなら。

唯一無二の圧倒的な存在感で、お茶の間でも大人気の片桐はいりさん。今号では、そんな片桐さんにお隣さん役を演じてもらい、更にご近所エピソードについてもお話いただきました。

ご近所はある意味、一番気を使う場所かもしれない
 
ー今回の特集テーマは「ご近所トラブル」ですが、片桐さん自身はいわゆるご近所トラブルというものに巻き込まれたことはありますか?
片桐
はいり
トラブルではないんですが、不燃ゴミの出し間違いで怒られたことはあります。「ダメでしょ!」って手紙付きで、家に返されてた。そういう意味では、ご近所ってやっぱり気を使いますね。以前、ご近所のゴミ袋を開けて嫌がらせをする役をやったことがあったんですが、演じている時は「実際にこんな人いないよなぁ」っていう気分だったけど(笑)。
法律に守られる、という感覚
 
ー「法テラス」は、匿名で問い合わせできる機関なんですが、ご存知でしたか?
片桐
はいり
いえ、全然知りませんでした。ほとんどの日本人は、トラブルがあっても、弁護士たててまでやることじゃないよね、と言ってあきらめることが多いですよね。でも、相談先がわかるっていうのは確かにありがたい。
 
ー片桐さんも、悩みごとって、我慢しちゃいますか?
片桐
はいり
真剣な悩みって程じゃないですけど、目の前にでっかいマンションが建ったのですが、「あなたのマンションは1年のうち何日から何日まで日陰になります」っていう手紙がポストにいきなり入ってたんですね。
 
ーそんな時、「日照権ってどうなってるんですか?」って教えてもらえたらいいですよね。
片桐
はいり
そうそう!「これは問題ですけど、このくらいだったら大丈夫ですよ」と答えてくれる人がいれば。あと、どんなふうにして誠意を見せたら周りの家の方々は納得できるのかとかが分かれば、安心できたはず。お医者さんに行って病名聞いたら治ったりするみたいに。だけど渦中のその時は「あ、法律に頼ろう!」とは思わなかったんですよ。みんな、なかなか自分の問題と法律を直結できないものですよね。「法律」っていうと、守られてるという感覚はやっぱりなくて、踏み外しちゃいけないものという感覚しかないですから。
もっと肌に近い身近な相談ごとを
 
ーでは、法テラスという機関をもっと知ってもらうためには、どうしたら良いですか?
片桐
はいり
それこそドラマとか映画になるのが一番早い気がしますね。映画とかありそうですよね。企画とか出さないんですか?
 
ーどういう内容で?
片桐
はいり
内容は、寅さんみたいな人情もののエンターテイメントで、御前様みたいな人が法テラスで働いてたりして。だってギスギスした関係とか、クレーマー的な話って聞いてるだけでも心がすさむじゃないですか。だから、心のすさまないテイストでね。最近ってこんなことで人を訴えちゃうんだ、っていう話をたまに聞きますもんね。ほんのちょっとの思いやりがあるだけで、人は、人を恨んだり訴えたりトラブルになったりしないのかもしれないですから。
 
ーちなみに片桐さんのその心の優しさや細かい心づかいはどこで育って、培われたのですか?
片桐
はいり
私は生まれも育ちも大田区なんですよ。生まれた区から引っ越したことがなくて、仕事も映画館のもぎりと俳優しかしたことないし、世の中のことをたくさん知ってるわけじゃないので偉そうなことは言えないかもしれないんですけど、そもそも東京って近所の方とはそれほど挨拶もせず、仲良くしない雰囲気を出してお互いに踏み込みすぎないようにするところってあるじゃないですか?だけど、最近は私もご近所の方たちに挨拶するようにしだしたんですね。もし一人で倒れてたりしてたら見つけてもらえるかな、とか思って(笑)。そうしてたら、仕事でしばらく地方に行ってたりなんかすると、近所の方に「最近はいり さんいらっしゃらなかったですよね?」とか声をかけていただいたりして。
 
ー片桐さん自身は近所のご老人とかに挨拶されます?
片桐
はいり
そうですね。名画座によく遊びに行くんですけど、いつも来ているおじいさんがいらっしゃらないと、不安になってきて「あの方、最近いらっしゃった?あぁ、いらっしゃったのね、よかった、よかった」って言って周りに確認することもありますね。シルバーシート譲ったら「まだ老人じゃない」って怒られるパターンもありますけど、怒られても、踏み込まない程度にひるまないっていうのは、めんどくさいようでもあるけど、とても大切なことなのかなと思いますね。
 
ー近くにいるからこそできる思いやりって大事なんですよね、きっと。それでは最後に、読者の方々に一言お願いします!
片桐
はいり
私も法テラスを知らなかったし、みなさんと同じ立場なので、ぜひ活用してみて欲しいですよね。そうか、弁護士の友達ができたというような気持ちで聞いてみたらいいんだ。「これ聞いていいの?」っていうレベルの問題ってなかなか誰に聞けばいいかわからないですし。自分の肌に近いような質問をする感覚で、これからは、法テラスに聞けばいいんですね。
 
ー多くの方々にもっと馴染みある「法テラス」になっていけるように頑張ります。片桐さん、ありがとうございました。

女優
片桐はいりさん

1963年1月18日生まれ、東京都出身。個性派俳優として高い評価を得ている。「あまちゃん」「かもめ食堂」「R100」など話題作にも多数出演。今後8月に新潟県・佐渡相川春日神社能舞台にて「サイコ」(http://aikawa-kasuga.main.jp/)、9月に東京・青山円形劇場にて「赤い靴」(http://dancenewair.jp/)の上演が、また10月には映画「小野寺の弟・小野寺の姉」(http://www.onoderake.com/)の公開が控えている。
ゲスト:女優 片桐はいり


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