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平成18年4月10日に法テラスが設立されてから4年が経過しました。
法律に定められた5つの本来業務と受託業務を大過なく進めてこられたことに対して改めて関係各位に御礼申し上げます。
法テラス岩手における昨年度の情報提供の利用件数は、初年度であった平成18年度は332件(但し、平成18年10月から平成19年3月までの6ヶ月間)、平成19年度は786件、平成20年度は1350件、そして平成21年度は1595件と激増し、4年前の業務開始当初と比較すると約2・4倍になっております。
また、民事法律扶助の法律相談援助も、平成19年度1549件、平成20年度1868件であったのに対し、平成21年度は2270件と激増し、代理援助件数についても、平成19年度1070件、平成20年度1226件、そして平成21年度は1314件と増加を続けています。
また、昨年の5月21日には裁判員制度がスタートし、同時に被疑者国選制度も全面実施されるなど、国選弁護人の指名通知という法テラス岩手の業務内容も一層重要性を増しています。なお、昨年5月21日から本年3月末日までの被疑者国選受理件数は437件で、警察署ごとの内訳は、盛岡東警察署120件、西警察署61件、北上警察署40件、花巻警察署32件、水沢警察署28件、紫波警察署26件、宮古警察署20件、岩手警察署18件、大船渡警察署17件、一関警察署及び二戸警察署16件、千厩警察署13件、釜石警察署及び久慈警察署12件、遠野警察署5件、盛岡少年鑑別所1件となっております。
犯罪被害者支援業務につきましても、83件の利用件数があり、被害者の方を支援する弁護士の紹介件数も7件になるなど、着実にこの業務の存在も知られるところとなってきております。
岩手には3名のスタッフ弁護士が配属されており(平成22年6月現在)、地域の法的支援ネットワーク作りや裁判員制度の担い手などとしての役割がますます期待されております。昨年2月には、宮古市に宮古地域事務所が開設され、松本良啓弁護士がスタッフ弁護士として赴任し、業務を行っています。宮古地域事務所の開設までの間においては、国選事件や管財事件について盛岡等の弁護士が対応せざるを得ない場合もありましたが、開設後はこのような事態が大きく改善されてきています。また、少額事件等これまで弁護士が受任するに至らなかった事件についても積極的に受任がされており、宮古地域事務所が設置された意義は大きいと考えています。また、今年1月には、鈴木真実弁護士をスタッフ弁護士に迎えて、法テラス岩手法律事務所が開設されました。鈴木真実弁護士は、弁護士を志したときからスタッフ弁護士として活動することを夢見ていたという意欲も元気もいっぱいの弁護士です。岩手には多数の法律扶助事件があり、また被疑者国選の拡大に伴い支部の弁護士の負担が増大しているところでもあり、国選業務、法律扶助業務等において活躍してくれるものと期待しています。さらに、今年の1月から、杉山健太弁護士がスタッフ弁護士としての研修を受けているところであり、来年1月には大きく羽ばたき活躍してくれるものと期待しています。
法テラスとは何をやっているところなのか、何をしてくれるところなのか、そもそも法テラスを知っているか、という国民・市民の「認知度」の低さが指摘されておりましたが、最近の調査ではようやく40パーセント近い認知度に達しています。しかし、より一層法テラスを市民の皆様に知っていただくために努力していきますとともに、身近で、利用しやすい、役に立つ法テラスを目指して、今年も職員一同頑張っていく決意でありますので、引き続き皆様のご協力のほどをよろしくお願いいたします。
所長 佐々木 良博
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