ホーム > 最新ニュース > 掲載コラム一覧 > 産経新聞コラム > カルテの開示ルール

カルテ開示のルールは?

相談人1

病院に自分のカルテの開示を請求しましたが、断られました。
仕方がないのでしょうか。


オペレーター1

患者本人は、個人情報保護法により、医療機関に対して自己の診療記録(レセプトやカルテ)の開示を請求することができる場合があります。個人情報保護法が適用されるのは、5,000件を超える個人情報を保有する医療機関に限られます。しかし、適用される場合には、原則として、遅滞なく、開示請求の対象となっている患者の診療記録を書面などで開示しなければならないことになっています。この際、医療機関が定める手数料の負担は必要ですが、請求の理由を示す必要はありません。
もっとも、個人情報保護法の開示義務には例外があります。「本人又は第三者の生命、身体、財産その他の権利利益を害する恐れがある場合」など、法定の条件を満たすときは、医療機関は診療記録の全部または一部を開示しないことができます。具体的には、予後や治療経過などについての説明が患者に重大な心理的影響を与え、その後の治療に悪影響を及ぼしかねない場合などです。
開示制度は、患者本人が自己の医療情報を知りたい場合など、医療への自主的な参加のための開示であれば積極的に利用すべきです。しかし、医療過誤などの民事訴訟の証拠として使うことを目的とする場合には、事前に裁判所で証拠保全の手続きをとっておくことも考えられます。なお、個人情報保護法が適用されない医療機関の中にも、厚生労働省が定めた「診療情報の提供等に関する指針」などに従って、自主的に診療記録の開示の請求に応じているところがあるようです。


お役に立てましたでしょうか

法テラスコールセンター
  • 今回の問題に関してはもちろん、各種法制度をご案内。
  • 豊富な相談窓口の中からお一人お一人に最適な窓口をご紹介。
  • オペレーターが分かりやすく丁寧にお答えします。
オペレーター

0570-078374 おなやみなし 利用料0円 通話料:全国一律3分8.5円PHS・IP電話からは03-6745-5600 平日9:00〜21:00 土曜日9:00〜17:00
  • メール受付24時間受付中
  • お近くの法テラス
  • FAQ検索
  • 相談窓口情報検索

このページに関するアンケート

Q1:このページの情報は役に立ちましたか?

Q2:このページの情報は見つけやすかったですか?

Q3:ご意見があればお聞かせください。

[お願い]
寄せられた個別のご質問等についてはお答えいたしかねます。従って、個人情報は入力しないでください。