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【共同通信】 転ばぬ先の処法箋

パック旅行 話が違う!アワビがない パンフをしっかり確認

 あれっ、話が違う。舟盛りにアワビの刺し身が入ってないし、アワビのステーキ、釜飯もない。牛肉陶板焼きや鶏釜飯に変わっている。
 夏休みに夫婦で申し込んだ1泊2日の温泉パック旅行。夕食についてパンフレットには「アワビづくし!!」とあり、おいしそうな写真も付いていた。なのに、なぜ?
 添乗員に尋ねても「申し訳ありません。旅館との連絡のミスで…」と繰り返すばかり。妻はもちろん、他の客もブツブツ文句を言っている。あまり騒ぐのも大人げないが、大いに損した気分だ。

イラスト:山田紗英子(共同通信社)

 日本旅行業協会などのガイドラインにより、旅行業者はツアーの目的がグルメなら、料理の内容をパンフに具体的に記載しなければならない。温泉がメーンなら「料理は変更の可能性あり」「写真はイメージ」などと注意書きの必要がある。
 そのような記載がなくアワビが提供されなかったのであれば、誇大広告に該当する可能性があり、旅行者は不実告知を理由に旅行契約の取り消しを求めることができる。
 料理がアワビでないなら申し込まなかったケースでは、錯誤があったとして契約無効の主張をすることも可能だ。「連絡ミス」などの過失や故意が原因なら、旅行業者に損害賠償を請求することも考えられる。
 過去の裁判例では、いずれも新婚旅行が台無しになったケースだが、旅行中の交通手段や宿泊施設の変更で旅行業者の賠償責任が認められた。
 パンフの記載と実際の旅行内容が大きく異なった場合は、国民生活センターや日本旅行業協会などに相談することをお勧めする。「オプショナルツアーが中止」「パンフに『無料特典あり』とあったのに何もなかった」などで、旅行業者から見舞金が支給された事例がある。
 賠償や見舞金の問題以前に、「こんなはずじゃなかった」と嫌な思いをすると旅行は台無しだ。しっかりパンフの内容を確認したい。特に企画テーマ、代金、日程、宿泊先などが重要。旅行日程表を受け取ったら、パンフと食い違ってないかをチェックし、疑問があれば旅行業者に確認しておくと、トラブルを防ぐことができるだろう。
(監修・法テラス)

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