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【出席者】
[社会学者] 山田昌弘さん [精神科医] 香山リカさん [社会活動家] 湯浅誠さん
法テラススタッフ弁護士 : 太田晃弘 谷口太規
司会進行 : 草野満代
法テラス座談会、テーマは「今求められるセーフティネットとは」です。
雇用、格差、貧困、自殺……、社会の変化とともにさまざまな問題が表面化しているなかで、現代のセーフティネットはどうあるべきか、司法と福祉を連携させることで何か可能性が生み出せないものかということについて、山田昌弘さん、香山リカさん、湯浅誠さんから、それぞれ違ったアプローチからのご意見をいただきました。また、法テラスのスタッフ弁護士として岐阜県可児市に赴任中の太田晃弘、さいたま市に赴任中の谷口太規から、これまで現場でどのように取り組み、どのような課題を見つけたのかを報告し、何を期待されているのか、その中で法テラスにできること、担えることは一体何かということを話し合いました。
仕事の二極化で広がる格差 将来に希望を持てない若者たち
社会学者 山田 昌弘さん
1957年、東京都生まれ。中央大学文学部教授。専門は家族社会学、感情社会学、ジェンダー論。内閣府男女共同参画会議民間議員などを務める。
聞き手
法テラス理事 草野 満代
1967年、岐阜県生まれ。フリーアナウンサー。政府の多重債務者対策本部有識者会議や道州制ビジョン懇談会などのメンバーも務める。2009年4月より法テラス理事。
もう1点、私は2000年ぐらいからフリーターなど非正規雇用の人、100人以上にインタビュー調査をしてきました。女性の場合はほぼ100%親と同居していたので生活はできるのですが、ただ将来展望が描けない。非正規雇用を続けても将来の展望が描けないので、結婚に夢を見るしかなく、男性は一発逆転でビッグになろうという人が多い、という状況を見てきました。それが最近になって、とうとう親が耐えられなくなる状況が出てきました。最近の格差社会の特徴で、親がリストラされたという学生がここ数年増えました。20年くらい前はまだ、当時の40、50代の親、つまり今の60、70代は比較的恵まれていたので子どもを扶養する余裕もありましたが、今はそれがない。それも格差なんです。
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