詳細

（回答）
架空請求とは、債権（金銭の支払を請求する権利）がないにもかかわらず、それがあるかのように装い、金銭の支払を請求することです。

（説明）
・架空請求の手段としては、有料サイト管理者や債権回収業者を装って、利用料金等の名目で、金銭の振込みを要求してくるものがあります。また、裁判所の支払督促などを利用する者もいます。
・突然「民事訴訟○○通達書」等の手紙、ハガキを送りつけてきたり、実在する公的機関（法務省、財務省、税務署、日本年金機構等）の名称を使って正式な法的手続のように偽装する手口もあるようです。
・架空請求は、法律上の根拠がない請求です。したがって、原則としてそれに対応する必要はありません。また、架空請求をしてくる者にそれ以上の情報を与えないためにも、電話をかけたり、メールを利用して返事をするなどの対応をするには、注意が必要です。
・架空請求を防止するためには、住所・電話番号・預金口座の番号などの個人情報の管理に注意することが必要です。
・裁判所の支払督促などの手続については、放置すると請求者の債権が認められてしまう可能性もあり、架空請求だと思っていたとしても対応する必要がありますので、弁護士等の専門家に相談した方がよいでしょう。