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法律相談にも多様性を

更新日:2020年12月10日

『コロナ禍で変えるべきもの、変えてはいけないもの』

弁護士がいるのに相談できない

 多くの弁護士がいる東京でも、法的問題を抱えながらも弁護士に相談できない方がいます。例えば、ご病気やご高齢のために弁護士事務所へ相談に行くことが難しい方、障害等のため法的問題に気付くことが難しい方などです。
 私たち法テラス多摩法律事務所は、1人でも多くの方が弁護士に相談できるよう、ご自宅や入院先の病院に出張したり、支援者の方同席の相談を行うなどの取組をしてきました。 

新型コロナウイルスの影響

 しかし、新型コロナウイルスの影響で、ますます相談が難しい状況になりました。
 緊急事態宣言発令後、東京では、一時、法テラスや弁護士会の相談窓口が閉鎖されたため相談予約ができず、また、自宅での相談へのご不安や病院の面会制限等の理由から、出張相談等の実施も難しくなりました。
 この状況を打破すべく、私たちの事務所では、弁護士1名が事務所に常駐し、支援者の方からのホットラインへの対応や、電話での情報提供を継続しました。
 また、法テラスの電話等による無料法律相談や、有志の弁護士による無料LINE相談など新しい取組も始まり、私たちも企画・運営や相談担当として参加しました。
 ※全国トラブルシューター弁護士ネットワーク「障害のある方のためのLINE無料法律相談」

弁護士への相談を阻んでいたもの

 すると、相談者の方から「障害の影響で対面・口頭でのコミュニケーションが苦手だったが、電話だと安心した」や、「LINEだと手話通訳や介助者の手助けなく、自分ひとりで相談できてよかった」などの感想をいただき、『面談』での相談が弁護士への相談を阻む一つの要因になっていたことに気が付きました。

それでも『面談』が必要な方

 他方で、「障害等の影響で、相談したいことを文章や言葉にしたり、意図を文章から読み取ることが難しい」、「収入がなく事務所に行くお金もないが、通信料も払えないため、電話やWEBでの相談も難しい」といった声も寄せられ、仕草や表情等、コミュニケーションにおける言葉以外の重要性や、通信手段を利用できないほど困窮している方ほどより厳しい状況にあることにも気が付きました。
 そこで、現在は、このような方を対象に、月1回程度、市役所等を臨時相談場所にした巡回相談を実施しています。

それぞれに適した相談方法

 今後、法律相談のあり方も大きく変えていく必要があります。しかし、それと同時に、その変化によってより相談が難しくなる方がいないかにも目を配る必要があります。
 それぞれの得意・不得意や置かれた状況に適した相談方法を相談者の方が選択できれば、より多くの方が弁護士に相談できるようになるはず。このような現場の声を制度に反映させていくことも、私たちスタッフ弁護士にできることです。

東京都
法テラス多摩法律事務所
東京都西部の立川市にある事務所です。弁護士6名、スタッフ5名が、日々奮闘しています。

スタ弁(スタッフ弁護士)って?全国各地にある法テラスの法律事務所等で働く弁護士です。
詳しくはスタッフ弁護士のページをご覧ください。
スタッフ弁護士になりたい!という方はスタッフ弁護士採用サイトをご確認ください。
※掲載している所属やプロフィール情報は、令和2年12月時点のものであり、現在は異なっている場合があります。

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