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スタ弁、被災地へ 自治体職員として復興に取り組む!

更新日:2018年6月28日

市役所の一員として共に悩み、考える

宮城県東松島市の野蒜海岸(「野蒜」と書いて「のびる」と読みます)は、日本三景の一つである特別名勝松島の一角にあります。美しい松林に囲まれた砂浜は多くの観光客でにぎわい、幼いころ仙台に住んでいた私も毎年海水浴に訪れていました。しかし、平成23年3月11日、野蒜海岸は東日本大震災による大津波に襲われ、甚大な被害を受けました。

イラスト:小池アミイゴ


 私は法テラスのスタッフ弁護士ですが、震災復興支援の一環として東松島市への派遣を希望し、平成25年4月から約3年間、自治体職員として活動してきました。

 ほかの被災地同様、東松島市では様々な課題が山積していました。被災した広大な土地をどのように復興していくのか、被災者支援制度をどう運用していくのか、などなど…。住民の悩みや要望に向き合い、日夜業務に取り組む職員の姿に、気持ちを新たにさせられました。

 私も市役所の一員として市内各所に足を運び議論を交わしながら、様々な法的課題に取り組みました。

 例えば、復興事業を進めるにあたっては、様々な契約を施工主や地権者などと締結するため、書面の作り方について職員から多くの相談を受け、弁護士としての知見を踏まえて助言したところ大変喜ばれました。基本的に依頼者のために働く弁護士と公共の利益のために勤務する公務員との立場の違いに戸惑うこともありましたが、同僚職員をはじめ多くの方々に支えられ、頑張ることができました。

 野蒜の内陸部では新たな住宅地の開発が進み、不通となっていた鉄道も復旧しました。東松島市の復興は、着実に進んでいくと思います。

 平成28年4月中旬、熊本地震が発生し、九州地方に大きな被害をもたらしました。東日本大震災と熊本地震とでは、被害のあらわれ方が異なるところもありますが、災害に伴い生じる法的課題には共通点が少なくないと感じます。

 現在は再びスタッフ弁護士に戻った私ですが、被災自治体職員としての3年間の経験を忘れず、今後も頑張ってまいります。

法テラス本部常勤弁護士総合企画部付 佐藤隆信弁護士
PROFILE
さとう・たかのぶ/ 2010年弁護士登録。福島にてスタッフ弁護士の養成期間中に東日本大震災を経験。13年4月から16年4月まで宮城県東松島市役所に派遣。趣味は時代小説を読むこと。好きな食べ物はカレー。


スタ弁(スタッフ弁護士)って?
全国各地にある法テラスの法律事務所等で働く弁護士です。
詳しくはスタッフ弁護士のページをご覧ください。
スタッフ弁護士になりたい!という方はスタッフ弁護士採用サイトをご確認ください。

※掲載している所属やプロフィール情報は、平成28年7月時点のものであり、 現在は異なっている場合があります。

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