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原点は「故郷の島」 司法過疎地の弁護士として

更新日:2018年6月28日

原点の「故郷の島」

 法テラス八雲法律事務所がある八雲町は、北海道の南部渡島(おしま)半島に位置し、日本で唯一太平洋と日本海という2つの海に面している自治体です。北海道の酪農発祥地として、酪農業が盛んなほか、ホタテを中心とする漁業や水稲・畑作も営まれています。

 いわゆる「田舎」ではありますが、瀬戸内海に浮かぶ小さな島で生まれ育った私には馴染みやすく、また八雲町には都会にはない楽しさや見所がたくさんあり、充実した毎日を過ごしています。特に、八雲町随一の観光スポットである噴火湾パノラマパークから噴火湾の雄大な景色を眺めていると、「ああ、北海道に住んでいるんだなぁ」としみじみと感じられます。

八雲町の乳牛の写真

噴火湾パノラマパークの写真


 さて、そもそも私のスタッフ弁護士としての原点は、さきにも述べた故郷の島での生活にあります。当時流行っていたテレビ番組の影響もあってか、法律に興味を持ち、法学部に進学したあと、講義の中で司法過疎の問題を知った時、まさに司法過疎地である故郷の島がふと頭に浮かびました。

 「日本で生活しているすべての人にとって、法律が頼りになる存在であってほしい」
 司法過疎地で生まれ育ったことによる、ある種の使命感のようなものを覚えた私は、過疎地域で働く弁護士になって、その思いを実現したいと考えるようになり、スタッフ弁護士を志望しました。

司法過疎地の弁護士として

 法テラス八雲法律事務所では、八雲町含め周辺8自治体・地域(総面積は東京都のおよそ1・5倍にもなります!)に住んでおられる町民・村民の皆さまから、このエリア唯一の弁護士常駐法律事務所として、多種多様な相談を受け付けています。特に現在は、高齢化の進んだ地域での法律問題に対応するため、自治体や病院など関係各機関との連携を深めて、市民後見人の養成や広域での出張法律相談などに力を注いでいます。

 日々の業務にあたっていると、日本全国どのような地域でも、司法サービスを必要としている人がたくさんいることを痛感します。悩みを抱えている方、それが法律問題かどうか分からない方も、どうかお気軽にお近くの法テラスをお訪ねください。

 さて、北海道に赴任して2度目の冬。瀬戸内地方出身の私には少しだけ怖い雪国の冬です。雪道と格闘しながら、これからも、地域の司法サービスに精一杯貢献していこうと思います。「すべての人にとって、頼りになる司法」の実現を目指して。

弁護士の写真

法テラス八雲法律事務所 鳴本 翼弁護士
PROFILE
なるもと・つばさ/2015年弁護士登録。広島県出身。趣味は旅行、お酒(特にビール)、おつまみ作り。最近はまっていることは道の駅スタンプラリー。


スタ弁(スタッフ弁護士)って?
全国各地にある法テラスの法律事務所等で働く弁護士です。
詳しくはスタッフ弁護士のページをご覧ください。
スタッフ弁護士になりたい!という方はスタッフ弁護士採用サイトをご確認ください。

※掲載している所属やプロフィール情報は、平成29年12月時点のものであり、現在は異なっている場合があります。

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