法テラス滋賀からのメッセージ
更新日:2018年6月28日
私は、この4月から日本司法支援センター滋賀地方事務所の所長に就任しました弁護士の生駒英司です。私は、平成17年当時、滋賀弁護士会の会長をしていた関係で、法テラスの発足準備段階から関わらせていただきました。そして、平成18年の法テラス発足からは法テラス滋賀の副所長をつとめさせていただき、一昨日、昨年と2年間のインターバルをいただいたうえで本年より所長を拝命した次第です。
法テラス滋賀発足から数年は、法テラスの業務を軌道に乗せるために、スタッフの育成や、運営面で発生した問題を一つずつ解決して整理してゆく、といったことが主な仕事となりました。
2年間のインターバルを経て、再び法テラスに関わらせていただくことになったわけですが、この2年間のうちに、法テラス滋賀のスタッフも生え抜きのスタッフがほとんどとなり、組織としての人的体制は整ったとの感をまず持ちました。
また、業務についてもスタッフが事務に習熟してきたことや、手続的問題解決が図られたことから、かなりスムーズに運営ができていると感じております。
さて、法テラスは、地域の隅々まで法的サービスを行き渡らせること、市民の法的サービスへのアクセスが手軽にスピーディーにできるようにすることを目的として設立されたわけですが、この点については、窓口における情報提供サービスや法律扶助による相談や弁護士費用援助の充実といった形で、大きな成果が得られているところであります。今後はさらに市民へのワンストップでの法的サービスの提供ができるよう、関係機関とのより密接な連携の方法を探ってゆくことが必要とされているかと思っています。
法テラスのこのような業務については、弁護士会をはじめとする様々な関係機関の方々の協力なしには実現しえないところでありますが、現状においてはこれら関係諸機関の皆様のご厚意に甘えている部分もあり、ご負担をおかけしている部分もあります。今後においては、これらのことも踏まえて、より密接な関係諸機関との連携・協力関係を築いてゆかなければならないと考えます。
法テラス滋賀の職員一同、我々の業務が一にも二にも、市民の皆様がよりよい法的サービスを受けていただけるようにとの目的に向けたものであるということを忘れず、独善におちいることなく、誠心誠意業務に取り組んでゆきたいと考えますので、どうか皆様の益々のご理解とご支援をお願いいたします。