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法テラス東京法律事務所だより 2018年7月号

更新日:2018年7月3日

四ツ谷のげんばから

書類作成だけで問題解決

社会福祉協議会の職員さんからホットラインの利用がありました。

  • Xさんは,日常生活自立支援事業の財産管理サービスを利用している方です。Xさんの担当者である職員Aさんは,Xさんの自宅に届いた債権回収業者からの請求書を発見しました。
  • Xさんは,請求書を見ても昔のことで覚えていないと言っていますが,Aさんや他の職員さんも心配しております。弁護士に問い合わせした方が早いと考え,Aさんは,初めてホットラインに電話をかけてきました。

 
ホットラインを担当した弁護士は,長期間の取引がなければ消滅時効が完成している,つまりお金を払わなくてもよい可能性があります,とAさんにお話をしました。

しかし,実際に消滅時効が完成しているかどうかは分からないので,法律相談を促したところ,Xさんは高齢で足が悪く,近くの法テラスや法律相談が出来る場所まで行くことが困難であることが分かりました。そこで,Xさんが法律相談を受ける意思があることをAさんに確認してもらい,弁護士が,Xさんの自宅まで伺い,出張相談をすることになりました。

担当した弁護士が,請求書の内容を確認したところ,消滅時効が完成していることが明らかだったので,「簡易援助」という制度を使って,その場で「時効援用通知書」という文書を作って,Xさんにお渡ししました。時効が完成しているので,もう請求するのをやめてくださいという内容の文書です。

この「簡易援助」という制度は,弁護士が,法律相談中に法律文書を少額の料金で作ることができる制度です。法律相談中に作る文書なので,簡単な文書しか作ることはできません。

その後,内容証明郵便で「時効援用通知書」を業者に送ってもらい,Xさんの元に請求書が届くことはありませんでした。

※このお話は実例を参考にしたフィクションです。

ホットラインご利用のご案内

当事務所では、常勤弁護士が福祉・医療関係のお仕事をされている方々に※1電話情報提供サービスを行っています。ご本人を支援する業務のなかでお悩みのこと※2がございましたら、ぜひご利用ください(ご担当ケースにおけるご本人のお名前等をお話しいただく必要はございませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。)。


ご利用時間帯 平日10時~17時

お問合せ先電話番号 電話:050-3383-0202

よくあるお問合せ 成年後見制度、相続・遺言、債務整理、生活困窮、離婚、賃貸借トラブル、消費者被害、法テラス利用方法など※3

※1支援を受けておられるご本人からの直接のお電話には対応できません。ご本人からの直接のご相談につきましては、法テラス地方事務所にてご予約を承ります。お近くの法テラス地方事務所をお探しの場合はhttp://www.houterasu.or.jp/chihoujimusho/index.htmlをご参照ください。

※2最終的にはご本人(被支援者様)のために、そのお悩みについて解決の道筋をつけることが目的です。支援者様や支援者様が所属する機関・団体の法務につきましては対応できませんので、予めご了承ください。

※3ここに掲げたもの以外のお悩みでも、ご遠慮なくお問い合わせください。

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