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法テラス東京法律事務所だより 2020年2月号

更新日:2020年2月13日

四ツ谷のげんばから

亡くなった配偶者に債務があるようだけれど

地域包括支援センターの担当者Aさんからお電話を頂きました。

  • Cさんは1か月半ほど前に、配偶者を亡くされました。
  • 配偶者宛てに消費者金融からの請求書がたくさん来て不安そうです。

お電話をお受けした弁護士B「配偶者の財産と借金を比べて、借金のほうが大きい場合は、Cさんとしては家庭裁判所で相続放棄(相続しないこと)の手続(「申述」といいます。)を検討されたほうがいいかもしれません。」

Aさん「しかし、Cさんは借金の全容が分からないそうです。」

弁護士B「調べる方法はあります。郵送でもできます。ただ相続放棄は配偶者の他界を知ってから3か月以内が原則ですので、急いだほうがいいでしょう。」

Aさん「あと1か月半です。間に合わないかもしれないですね。」

弁護士B「家庭裁判所が相続放棄を決めるための期間を伸ばしてくれることがありますよ。戸籍など慎重に集める必要があるので弁護士に頼んだほうが確実だと思います。」

Aさん「なるほど、Cさんに早く法律相談に行くよう勧めてみます。」

弁護士B「そうそうCさんには、預金など配偶者の財産を使ったり配偶者の借金を払ったりしないようにと伝えて下さい。相続放棄できなくなる場合がありますので。」

Aさん「ええっ、葬式代を配偶者の預金から払ってしまったみたいです。」

弁護士B「葬式代は高額過ぎなければ大丈夫な場合が多いです。払ってよいものとそうでないものも相談時に弁護士に聞いておくと安全かと思います。」

Aさん「分かりました。さっそくそれもCさんに伝えます。」
弁護士B「お問い合わせありがとうございました。Cさん、ホッとされたら嬉しいです。またなにかありましたらご連絡下さい。」

 ※このお話は実例を参考にしたフィクションです。

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