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法テラス東京法律事務所だより 2020年3月号

更新日:2020年3月4日

四ツ谷のげんばから

「本当に債務整理が必要?」

とある福祉事務所の職員(ケースワーカー)さんから,お電話をいただきました。


  • Aさん(60歳代・一人暮らし)は,現在生活保護受給中です。
  • ある日,ケースワーカーがAさん宅に訪問した際,Aさんから「債務」があると伝えられたそうです。
  • 「債務」の具体的な内容までは聞かなかったそうですが,クレジットカードを利用したとAさんから聞いたようです。
  • ケースワーカーは「債務」と聞いて,Aさんの債務整理が必要では無いかと不安に思い,後日,法テラスのホットラインをご利用しました。

Aさんの利用明細書の内容を電話で伺ったところ、支払額は数千円程度で、内訳もスーパーやドラッグストアの利用分しか記載がないそうです。

また、キャッシングやショッピングリボの利用残高も「0円」と記載されており、キャッシング等の利用も無いようです。

クレジットカードの利用料は「債務」に該当しますが、Aさんは明らかに日常の生活費としてクレジットカードを利用しており、一般的な「借金」とはまた別ものといえます。

さらに確認したところ、ここ2~3年間、他社からの請求書も届いたことがないそうです。 確かに、Aさんの信用情報を取り寄せして調査すれば、Aさんの債務の詳細を調べることはできます。

しかし、Aさんへの請求がないのにもかかわらず、債務があると考えて行動することは、費用対効果の点からあまり有効な手段ではないと思います。

日常の生活費(食費や電話代など)は支払う必要があります。一方、その他のことについては様子見することをオススメしました。

 ※このお話は実例を参考にしたフィクションです。

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。東京法律事務所だより3月号(PDF)(PDF:251KB)

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