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法テラス東京法律事務所だより 2021年1月号

更新日:2021年1月14日

四ツ谷のげんばから

地域包括支援センターの相談員さんからお電話をいただきました。


  • Aさん(70歳代男性)は,トラック運転手として長年働いてきましたが,昨年,定年退職をしました。
  • 半年ほど前,Aさんは,手足のしびれを感じるようになり,病院に行ったところ,軽い脳梗塞をおこしているとのことでした。それ以降,服薬治療を続けています。
  • Aさんは,家賃月7万円の賃貸アパートで一人暮らしをしてきました。日常生活は普通にできていますが,数か月前から家賃の支払いを忘れたりするようになり,心配しているとの相談が大家さんからありました。付き合いのある親族は見当たらないようです。
  • 地域包括支援センターでは,大家さんからの通報を受けて自宅訪問を行い,介護予防サービスを入れる方向で動き始めているとのことでした。しかし,家賃滞納に対してどのように対応すべきかがよくわからないので,ホットラインに電話をしました。

Aさんには軽い「もの忘れ」があり,ひとりで法律相談に出向くことは難しそうだとのことでした。そこで,Aさんのご意向を伺い,法テラスの出張法律相談(民事法律扶助)制度を利用して,家賃滞納問題への対処法について法律相談をしました。

Aさんは,家賃の支払など,金銭管理の一部を誰かにサポートしてもらいたいと希望されました。そこで,地域包括支援センターから主治医に対して,Aさんの判断能力に関する意見を聞いてみたところ,Aさんには補助相当(認知症などにより判断能力が若干低下している状態)との診断でした。

その後,Aさんは,法テラスの民事法律扶助制度を使って弁護士に依頼し,自らに補助開始をする申立をしました。家庭裁判所はAさんの金銭管理などをサポートする補助人を選任し,現在,Aさんは,補助人にもいろいろと相談をしながら地域生活を続けておられます。

“こんなとき,どうしたらいいんだろう”“このあと,どうやって案件を進めていけばいいんだろう”と思われましたら,ぜひお気軽にホットラインをご利用ください。
 ※ このお話は実例を参考にしたフィクションです。

ホットラインご利用のご案内

当事務所では、常勤弁護士が福祉・医療関係のお仕事をされている方々に(※1)電話情報提供サービスを行っています。ご本人を支援する業務のなかでお悩みのこと(※2)がございましたら、ぜひご利用ください(ご担当ケースにおけるご本人のお名前等をお話しいただく必要はございませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。)。


ご利用時間帯 平日10時から17時

お問合せ先電話番号 電話:050-3383-0202

よくあるお問合せ 成年後見制度、相続・遺言、債務整理、生活困窮、離婚、賃貸借トラブル、消費者被害、法テラス利用方法など(※3)

※1 支援を受けておられるご本人からの直接のお電話には対応できません。ご本人からの直接のご相談につきましては、法テラス地方事務所にてご予約を承ります。お近くの法テラス地方事務所をお探しの場合はhttps://www.houterasu.or.jp/chihoujimusho/index.htmlをご参照ください。

※2 最終的にはご本人(被支援者様)のために、そのお悩みについて解決の道筋をつけることが目的です。支援者様や支援者様が所属する機関・団体の法務につきましては対応できませんので、予めご了承ください。

※3 ここに掲げたもの以外のお悩みでも、ご遠慮なくお問い合わせください。

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