Vol.26 田中 律子さん
更新日:2013年10月16日
ママとして、自分として。
シングルマザーとして中学生のお子さんを育てながら、女優・タレントとしてだけでなくヨガインストラクター、そして珊瑚を守るNPO法人「アクアプラネット」の理事長として活動するなど、幅広く活躍する田中律子さん。今回は、そんな田中さんに子育ての事、ライフスタイルの事などいつでも毎日を楽しむ独特のスタイルの秘訣を伺いました。
とにかく毎日を楽しむ。
ーよろしくおねがいします。田中さん、肌がすごく焼けてますね!いつも明るく、キラキラしてられる秘訣ってあるんですか?
- 田中律子
- とにかく「毎日を楽しむ」のが私のモットーですね。実家が商売をしてたのもあって、昔から家ではおばあちゃんも、ひいおばあちゃんも、お客さんも、大勢でわいわいしてたから、その影響もありますね。
ーお仕事、お忙しいと思うのですが、子育てはご家族に手伝ってもらったりもしていますか?
- 田中
- 手伝ってもらっていますね。仕事で家を空けなければならないことが多いので、本当に感謝してます。
怒るときは、ミュージカル風に歌います。
ー子育てでの悩みは、なにかありますか?
- 田中
- たくさんありますよ!叱ったりもしますね。ただ、頭ごなしに怒るのではなく、普段通りに話をして伝えるようにはしています。コミュニケーションを多く取っているので何でも話せる関係だから、私の悩みも相談したりしますよ。たまにお風呂も一緒に入りますし、ハグやチューをしたり、スキンシップは多いと思います。最近いやがられますけど。(笑)
ー本当に仲良しなんですね。けんかはしないんですか?
- 田中
- けんかもよくしますよ。片付けが出来てないときとか。でも、歌いながら怒ったり工夫しています。(笑)
ーえっ?歌いながらですか?
- 田中
- (田中さん手を大きく伸ばして)「片付けしなさいよ~~♪」とか、「どうしてやらないのおおおお~~♪」とか。ミュージカル風に歌って言い聞かせます。そうすると娘も「わかったわかった」って呆れながらですが言う事聞いてくれるんです。怒るのってこっちも嫌な思いになるでしょ。だから少しふざけたりしながら注意するんです。
ーそれは素晴らしい工夫ですね。ぜひ他のお母さん達にも実践してみて欲しいです。
子どもは、親の背中をみて育つから。
ーそもそもなんですが、法テラスのサービスってご存知でしたか?
- 田中
- すいません、知らなかったんです。でも求めている人は多いと思うので、少しでもたくさんの人に知ってもらいたいと思いますね。一人で子育てしている女性って今本当に多くって、みんな頑張っているので、周りで困っている人がいたら、伝えようと思います。カフェや美容院、産婦人科とか、もっと身近なところに置いて、まだ法テラスを知らない人にも届けて欲しいです。すばらしい行政のサービスは本当にたくさんあるので、知ってもらわないと勿体ないですもんね。
ーそうですよね。田中さんご自身も、色々な環境活動や、NPO法人「アクアプラネット」で理事長として珊瑚の保全活動をされていらっしゃいますが、どういった経緯ではじめられたんですか?
- 田中
- 仕事で「てぃだかんかん」のモデルになった金城さんのところに取材に伺ったのがきっかけです。温暖化や様々な影響で珊瑚が壊滅状態になっているのを目のあたりにして、私にも何か出来ることがあればと思い、7年前から珊瑚の保全活動に取り組んでいます。毎年、年に数回、全国各地からボランティアダイバーが集まって、珊瑚を海に移植したり、ダイビングが出来ない方も沖縄の「さんご畑」に遊びに来て頂ければ珊瑚の株分けも体験できます。一人でも多くの方に現状を知って頂きたいですね。
ー最後に、仕事と子育てを頑張るシングルマザーの方々にメッセージはありますか?
- 田中
- シングルマザーだから無理かも、と行動を制限せずに何でも挑戦してみて欲しいと思いますね。日頃のストレス発散にもなりますし。お母さんが楽しんでないと、子どもにも伝わると思うので、とにかくお母さん自身が毎日笑顔で楽しく生きる事、それが大事だと思います。子どもは、ちゃんと親の背中をみて育つから。私も自分の子どもには、色々挑戦する子になってほしいなと思うし。頑張る母の背中をこれからも見せていきたいです。
ー今後さらに輝いていく田中さんを楽しみにしてます。今日はありがとうございました!
プロフィール
女優
田中律子さん
1971年7月17日生まれ。東京都出身。CM・ドラマ・バラエティ番組等幅広く活躍。今年デビュー30周年!芸能活動の一方、ヨガインストラクターの資格を持ち、レッスンを受け持っている。NPO法人「アクアプラネット」の理事長として地球環境保護のための啓発活動を精力的に行っており、美ら海沖縄大使、久米島観光大使、石垣島サンゴ大使を務めている。