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問題意識を持ち、挑戦し続けること ー伊豆市での外部研修を経験してー(スタッフ弁護士OG 岩本幸恵弁護士)

更新日:2020年1月31日

田中晴雄法律事務所 岩本幸恵弁護士(スタッフ弁護士として6年勤務→東京都内の法律事務所に就職)

 「何をやるかは自分次第。」
 
 スタッフ弁護士として初めて地方自治体(静岡県伊豆市)に研修派遣されることが決まったとき、そう決意しました。「派遣期間終了後に見える景色は、きっと今とは別物だから。」と激励され駆け抜けた10か月間。
 伊豆市で過ごした日々のすべては、いま、弁護士としての確かなアイデンティティとなって、新たな道を歩み始めた私の礎となっています。

 市役所では、庁内の様々な部署からの相談に随時対応したほか、条例作成や庁内用マニュアルの策定、契約書類の作成・精査などに携わりました。個人情報保護審査会や選挙事務などの、外からは見ることのできない現場にも立ち会うことができ、生きた実務や法体系を学びました。また、有り余るエネルギーを原動力として、現場で実務の中心となる主任・主査級の職員を対象とした業務研修企画(弁護士に聞く/弁護士が聞く/職員同士で聞く/内容を還元する)を立ち上げ順次実施し、すべての課にご参加いただくことができました。市と弁護士双方にとって有意義な研修派遣とするにはどうしたらよいか、悩んでいるときに相談に乗ってくれたのは、同じように外部派遣の経験を持つ職員の方々でした。さらに、「せっかくスタ弁として来たのだから。」と福祉部に通い、業務説明のプレゼンをし、潜在的な法的ニーズを掘り起こし、つなぎ先を確保すべく法テラス沼津とのつながりを作り、組織内に弁護士がいることの有用性に興味をもってくださった近隣自治体のご協力を得て、伊豆市・伊豆の国市・函南町への後任弁護士の派遣も実現させました。
 そして、社会人1年目から管理職まで、年齢も経験も部署も考え方もまったく違う多くの方々と横断的に交流することで、多様な考え方や地域の実情を知りました。机を並べただけでなく、地元の美味しい食材やお酒を共にし、涙が出るほど笑い合い、各地の名所や温泉や旅行へ出掛け、ホームシックになる暇など持たせぬまま異動先の東京へ送り出してくれた仲間達とは、派遣期間を終えた今でも交流が続いています。

 知らないことは謙虚に聞いて、しっかり学ぶ。法的な分野については十分な調査・検討を行い、分かりやすく提示する。自分の立ち位置を把握する。外部の者だからこそ気付く疑問点を大切にする。「担当課の意思」を必ず確認し、一方的な「相談」ではなく「協働」関係の一員になれるよう意識する。待っているのではなく、出ていく。決裁の流れやキーパーソンを把握する。
 ……振り返ると、いま、弁護士として大切にしていることの多くは、伊豆市で学んだことでした。

 外部団体への派遣は、弁護士や法テラス、そして自分という存在を外から見ることができる貴重な機会です。前例がなくても、同業の同僚がいなくても、自動車の運転ができなくても帰宅途中に田んぼに落ちても(!)、置かれた場所で、自分にできることを懸命に考えて誠実に実践を重ねていけば、きっと誰かの目に留まり、味方になってくれる人がいて、そこから温かい輪は広がっていきます。
 「何をやるかは自分次第。」
 「スタッフ弁護士」という、問題意識を持って挑戦し続けることこそが歓迎される立場で縦横無尽に仕事をすることができ、私はとても幸せでした。

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