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パーソナリティー障害対応研修

更新日:2019年2月21日

 スタッフ弁護士に限らず、弁護士は、法律相談や事件処理を行う中で、様々なパーソナリティ(性格)の方々と接する機会があり、どのようにコミュニケーションをとってよいか悩む場面があります。この研修は、スタッフ弁護士が、独特のパーソナリティを持つ方々とのコミュニケーション方法を学び、専門家として適切な助言をするスキルを磨くため、毎年1回実施しています。

 

 この研修では、例年、臨床心理士・元弁護士の岡田裕子先生のコーディネートのもと、臨床心理士5名、弁護士5名を講師にお招きし、2日間にわたり座学と模擬演習とを行います。

 この研修の目玉である、模擬法律相談では、第一線で活躍されている臨床心理士5名に、様々なパーソナリティの相談者を演じていただきます。スタッフ弁護士は、どのようなパーソナリティの相談者が、どのような相談を持ち掛けてくるのか知らされず、実際の法律相談と同様に対応します。そして、講師の弁護士だけでなく、相談者を演じた臨床心理士からも講評をいただきます。また、別のスタッフ弁護士が行う模擬法律相談の様子を傍聴できるので、普段は見ることができない他の弁護士の相談方法を見て学ぶこともできます。

 

 相談者のパーソナリティの傾向を踏まえつつ、その方の主訴を的確に把握し、法律家として冷静な判断をすることは簡単なことではありません。

 四苦八苦しながら、今回の研修に参加したスタッフ弁護士は、皆、疲労の中にも充実した表情を見せていました。研修に参加したスタ弁の皆さん、お疲れ様でした!

 

【参加スタッフ弁護士の感想】

(1)普段色々な相談者さん、依頼者さんと接する機会がありますが、独特な対応をされる方もおられます。その方がどのような理由、考え方により独特な対応をしているのかを理解する一つのきっかけになり、大変勉強になりました。

 

(2)弁護士業務を始めて一年半、そろそろ法律相談にも自信がついてきたかなというところでしたが、自分の相談についての客観的な意見を聞くことで、日々の法律相談を反省し、初心に戻ることができました。特に、心理のプロであり、日々、相談業務を行っている講師の先生方のアドバイスはためになり、励みになりました。

 
(3)スタッフ弁護士7年生です。1年生のときに参加できなかった研修に参加させてもらいました。多くの専門家にたっぷりと時間を割いて頂き、能力アップに即効性のある、とても贅沢な研修です。「相談者が本当に困っていること」まで私たちが近づくための研修でした。

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