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弁護士人生は、濃密な養成から…

更新日:2020年9月30日

法テラス大阪地方事務所(養成) 南七重弁護士(72期)

南弁護士

1 初めまして。

私は、大阪の養成事務所で、OJTを受けている南七重です。
 司法ソーシャルワークを実現する場として、法テラスが最良であると思い、この場所から弁護士人生をスタートすることにしました。
 現在(令和2年7月現在)、養成でしか味わえない濃密な時間を過ごしています。

 
 
 
 
 
 
 

2 養成事務所で何してる?

 赴任までに多くの経験を積むように配慮されていて、刑事、債務整理、離婚、相続、近隣トラブル、強制執行、精神障害者の退院支援など幅広い分野を担当しています。
 指導弁護士は、自身のノウハウやデータを余すところなく提供してくださいます。初めは打合せに同席するだけでしたが、今では一人で行うこともあります。起案もしっかり見て頂けます。今しか添削してもらえる時期はありません。
 また様々な弁護士の法律相談に同行する機会があります。相談者との向き合い方、解決への戦略の立て方、まさに十人十色。これは修習生と養成スタッフ弁護士以外には体験できないことです。

3 刑事弁護もがっちり!

 初めての事件は否認事件。2月初旬には尋問デビュー。私が不安そうにしていると指導弁護士は、「失敗して身につくこともある。まずは実践。あとはフォローする」と言って下さいました。もう腹をくくるしかない。早い時期に一山越えた気がしました。
 この事件の余罪については否認にも関わらず、勾留決定に対する準抗告が認められました。それまでに関係各所に何度も在宅捜査で足りることを申入れました。結局逮捕勾留されたのですが、準抗告申立書にこれまでの経緯を資料として添付しました。それが功を奏したのかもしれません。一回目では主張が通らなくても、積み重ねが大きな力になることを学びました。
 新人弁護士は、担当事件について準抗告すべきか、悩むときが来ます。某弁護士は「やるかやらないか。やって失うものって自分の労力だけでしょ」とおっしゃいました。失うものが自分の労力だけであれば、迷いはなくなります。やるのみです。
 法テラスでは、諸先輩方の成功事例を情報共有してくださいます。先日も、準抗告が認められた事件につき、数十件もデータを共有してくださいました。全国の成功事例を学べるという点も、法テラスの強みです。

4 最後に

 就活時、2年目には過疎地に赴任することになると思うと、やっていけるのか不安しかありませんでした。ただ、法テラスは全国組織。縦のつながり、横のつながり、人とのつながりの規模が違います。
 難しい案件が来ても、人のつながりにより解決方法は見つけられると確信しています。
 残り半年、多くの事件、依頼者と向き合い、試行錯誤しながら法的素養を身に着けていきたいと思います。

大阪城


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