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法テラスがある街

更新日:2019年9月4日

法テラス鹿角法律事務所

秋田県鹿角市


秋田県鹿角市。秋田県の北部に位置する人口3万人ほどの市で、主な産業は、農業や観光です。
これまで弁護士が不在だったこの街に、法律事務所が設立されたのは、平成26年9月のことです。
 

鹿角市役所 

 

鹿角市福祉保健センター


法テラス鹿角法律事務所




法テラス鹿角法律事務所は、鹿角市の福祉関係の部署が集まる鹿角市福祉保健センターの2階に入っています。
同じ建物の中に法律事務所が出来たことで、市民の抱える問題への対応が変わったと感じている職員がいます。
石川紀子さん。現在、鹿角市役所の福祉総務課で主に生活保護関係の業務に携わっています。 

石川班長


「私どものところに来る相談者は生活に困窮しているだけでなく、その家庭における様々な問題を抱えていることが多く、相談内容も多岐にわたり、複雑化してきており、福祉関係部署では解決できない内容も多くなってきています。」
 
「鹿角市も超高齢化の進展により、判断能力が十分ではない高齢者や障がい者、ひきこもりや児童虐待、DV等福祉関係など職員だけでは対応できないトラブルや法的問題を抱えている方が多くなってきている状況があります。」

 

Q法テラスが出来る以前はどうされていたのですか?

 「このような問題に対して,法律事務所が近くになかったため,法律に関する相談ができず,解決しなかったことや時間を要していたこともありました。しかし,法テラスが開設され,気軽に相談しやすく,様々な問題に専門的な視点でご助言いただけるようになり,よりよい支援ができる体制になりました。」

 

Qその他,法テラスが出来てよかった点はありますか?
 

「毎月実施される生活困窮者支援調整会議という会議があるのですが,この会議に法テラスの弁護士の先生に出席いただき,法的視点からの助言をいただく他,個々のケア会議にも参加いただき,相談者が自立に向けて安心した暮らしが出来るようご指導いただいています。」
 

鹿角市社会福祉協議会

大越さん

もう一人、近くに法律事務所が出来て、仕事に対する姿勢が変わったという方がいます。
鹿角市社会福祉協議会の大越亜由奈さんです。
大越さんは主に生活困窮者自立支援事業に携わっています。

Q法テラスが出来てよかった点はありますか?

 「それは,皆さんが『出来てよかったことしかない』とおっしゃるのではないでしょうか。他の機関や施設の方も。実際の相談場面において弁護士に相談することが多くあると思いますよ。法テラスが鹿角に出来るまでは,法律に関する相談は解決するまでに時間がとてもかかっていましたね。」

 

Q何かご自身の仕事に対する姿勢について変わったことはありますか?

「そうですね。社会福祉協議会(社協)への相談は、お金の困りごと、介護の困りごとなど様々で、社協だけで解決できる相談はわずかだと思います。
法テラスが出来るまでは、何でも自分たちで抱え込み、なかなか解決に至らないこともあったように思いますね。
法テラスが出来た事で、気軽に相談できるようになり、自分だけで抱え込むことが少なくなりました。
また、相談の中で初代法テラス鹿角法律事務所の寺井弁護士から『餅は餅屋』という話をされ、自分たちで抱え込むよりも、他の機関の専門職につなぐことが相談者の利益につながるということを改めて学ぶことができました。」

鹿角市社会福祉協議会


 
鹿角市も他の地域と同じく、人口減少と高齢化の問題を抱えています。
これからも市民のさまざまな問題に直面するでしょう。
法テラス鹿角法律事務所のスタッフ弁護士も、これら市民が抱える問題に対して、福祉関係機関の方たちと連携し、共に解決していかなければなりません。

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