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プレゼンの高みを目指して ー弁護士会でのプレゼン研修の開催-

更新日:2019年9月4日

プレゼンPT

プレゼン研修

法テラスのスタッフ弁護士である村井宏彰弁護士と鏑木信行弁護士が佐賀空港に降り立ちました。
地元弁護士会に招かれて、裁判員裁判におけるプレゼンの技法について研修講師を務めるためです。
 
2人は、スタッフ弁護士の自主的な勉強グループである「プレゼンPT」のメンバー。
プレゼンPTでは、月に1回、全国のスタッフ弁護士十数名が、web会議システムを用いてインターネット上で、プレゼンに関する熱い議論を行っています。
時には、その場で実演をすることもあります。
 
この度、プレゼンPTでの日頃の成果を裁判員裁判に活用したところ、精神障害が犯行に与えた影響が争点となる裁判員裁判において裁判員全員から「わかりやすかった。」との意見をいただき、そのことを日弁連で発表した結果、佐賀県弁護士会からぜひ当地でも研修を行ってほしいと声がかかったのです。
 
「裁判員が『わかる』とはどういうことでしょうか。」
鏑木弁護士の声が響きます。
 
そういう鏑木弁護士も、とことんまで「わかる」ということについて考えたのは、裁判長から、「鑑定人の尋問が終わり、いざ評議をしようとしても、裁判員の頭には何も残っていませんよ。」と言われショックを受けたからだとか。
苦労して鑑定人の尋問を行っても裁判員の頭には何も残っていない。
ではどうしたら裁判員に精神障害が犯行に与えた影響という難しい話をわかってもらえるのか。
参加者は、どんどん話に引き込まれていきます。
そう、この研修自体に素晴らしいプレゼンの要素が詰め込まれていたのです。
 

「弁護士は書くことは得意でも口で話すことは苦手な人が多いんです。」

プレゼン研修

後半の担当は村井弁護士。
伝える内容さえ良ければ伝わる、そう思っていた弁護士にとってはショックを受けるものでした。
 
「『プレゼン』は、研修講師や講演に限りません。人に対して何かを伝える、日常的なものも含めて、すべてを『プレゼン』と捉えます。そうした意識で、毎日細切れの時間を使って練習すれば、必ず誰でも上達します。」
 
村井弁護士がいかにして伝え方のプロになったのか、その具体的な練習方法は。
秘訣についてみなさん熱心にメモをとっていました。
 
プレゼンPTでは、それぞれのプレゼン技法を磨くべく、スタッフ弁護士同士、日々切磋琢磨しています。
みなさんも私たちと一緒にプレゼンの高みを目指してみませんか。

 
(*本稿は、プレゼン研修を聴講した法テラス福岡法律事務所の柿木翼弁護士による寄稿でした。)

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