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育児休業を取得しました

更新日:2022年6月28日

法テラス北九州法律事務所 加地 彰吾 弁護士(69期)

2021年5月に第1子が生まれ、父になりました。子どもが生まれてすぐの同年6月から10月まで、5か月間、育児休業を取得しました。

このコラムでは、育児休業の経験についてご紹介します。

育児休業の取得は権利です

「将来、子どもが生まれたら、育児休業を取得したい。」そう思う人は多いはずです。

でも、弁護士の仕事は、裁判の期日や依頼者対応などでとにかく多忙です。

多くの弁護士、特に自営業となると、育児休業を取りたくても取れないという現実があるように思います。

しかし、法テラスのスタッフ弁護士には、育児休業の制度があり、一定の収入が保証されています。また、私は、同じ事務所の同僚のスタッフ弁護士に、育児休業中の事件処理を一時的に引き継いでもらうことができました。そのため、育児休業終了後は、速やかに職場に復帰することができました。

スタッフ弁護士は、育児中に収入や職がなくなる心配をする必要がありません。そのおかげで、私は、育児に専念することができました。

この恵まれた職場環境は、法テラスで働くことの大きな魅力の1つだと思います。

育児は過酷

なぜか寝ない子ども。夜泣き。寝かしつけるための散歩。3時間おきの授乳。おむつ替え。突然の発熱。育児において、こんなトラブルは日常茶飯事で、親は常に睡眠不足です。

これに加えて、日常の家事もこなさなければいけません。

育児休業を通して、これらの過酷な対応を母親一人ですることは不可能だと身に染みて実感しました。

育児休業を始めて間もない頃は、「育児休業を利用して日頃できない法律の勉強ができる。やったね。」という甘い考えを持っていた時期もありましたが、そんな余裕はかけらもありませんでした。

育児は本当に過酷です。 

現在の生活

朝8時頃に子どもが起きるので、ミルクをあげるなどの育児をします。

育児が終わってから9時過ぎに事務所に着いて仕事を開始します。

夕方から子どもが寝るまでの時間は、特に育児では多忙な時間帯なので、できる限り早く帰宅することを心がけています。

とはいえ、警察署での接見や緊急の打合せなど、どうしても帰宅が遅くなってしまう日もあります。

仕事と育児の両立は、今後の私の目標です。

男性の育児休業の取得率は、年々上昇傾向にあるものの、女性に比べてまだまだ低い世の中です(令和2年度の統計データでは、男性の育児休業取得率は12.65%だそうです)。

性別に関係なく、育児休業の取得が当たり前の社会になればよいと思っています。

子どもと一緒に訪れた動物ふれあい広場にて。初めてみるヤギに興味津々。

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