高齢者・障がい者問題を生きる~前編~ 1
更新日:2014年10月29日
法テラス鳥取所長 寺垣琢生弁護士
日本では、高齢者人口の増加とともに、高齢者を取り巻く法律問題も増えています。中でも、高齢者の成年後見申立の需要が今以上に増加することが予想されます。そこで、成年後見人活動を支援する社団法人とっとり東部権利擁護支援センターの理事長であり、長く法律扶助の充実に取り組まれ、現在は法テラス鳥取の所長も務めている寺垣琢生弁護士に高齢者の成年後見申立の現状と今後の課題などについてお話を聞きました。
(インタビュアー:法テラス鳥取 大塚久徳事務局長)
弁護士を志したきっかけ
20代の頃の寺垣所長
組織に入って仕事をすることに向いていないことが一番の理由ですかね。自由なイメージが弁護士にあったのでしょうね。
―弁護士になられて自由になった感覚はありますか。
ははは、私からすれば自由にやっているつもりですが、妻から見ればものすごい不自由に見えるようです。
弁護士会の仕事とかいろいろあって、やりたいことができているの?と。
―たしかに、本当にお忙しいですよね。
高齢者障がい者の問題はやりたいことをやっているからいいんですけれども。
特に平成19年に体調を崩してからは自分がやりたいことしかやらないように気をつけています。