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高齢者・障がい者問題を生きる~前編~ 5

更新日:2018年6月28日


鳥取城跡からの展望。鳥取市街~日本海まで一望できる。

今後の後見手続きの展望をお聞かせください。

成年後見ネットワークの事務局をすることで、社会保障としての成年後見にこれまで関わってきました。 やはり問題意識は「社会保障としての成年後見制度」です。鳥取県では県及び全市町村がそのために公的資金を幾ばくか支出しています。しかし、まだ不十分です。また、全国には、まだまだ理解がない市町村が多く、個人やNPO法人がボランティア的に受任するしかなく、放置されている高齢者・障がい者が数多くいると思います。

―社会保障としての成年後見制度とはどのような制度でしょうか。

成年後見の申立て、成年後見人の受任が、必要な人に確実にできる制度です。
協力する人がボランティアではいけません。ボランティアは制度ではないと思います。するかしないかが自由だからです。国や地方公共団体の制度としてきちんと公的な資金を入れ、各地域に根付かせたい。そうすることでセーフティーネットをつくり、各地域にほったらかしになる人がいない社会にしたいと思います。
現実には、まだまだボランティアでされている部分もありますが、ボランティアで成年後見人になったからといって途中でやめるわけにはいかないですし、その成年後見人が死亡したときに次のボランティアが見つかる保証はありません。ここに、公的資金を入れる必要があるのです。

後編はこちらから

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