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2022年度

更新日:2022年6月29日

目次

※掲載内容は、掲載当時の法制度情報に基づくものです。現在の法制度とは異なる場合がありますので、ご注意ください。

【2022年4月掲載】先日発生した地震の影響で、隣の家の瓦が落ち、自宅の壁やエアコンの室外機の一部が破損してしまいました。隣の家の方に対して、修理費用等を請求したいのですが、可能でしょうか。

コメント
屋根瓦は建物の一部として、土地の工作物責任(民法717条)の対象となります。
強風・豪雨、地震などが発生したときに、工作物の瑕疵(本来備えるべき安全性を欠いていること)によって損害が発生または拡大した場合には、その瑕疵が損害発生または拡大に影響を及ぼした程度に応じて責任が生じることとなります。第1次的に責任を負うのは占有者(工作物の使用者・利用者など)ですが、占有者が工作物の設置および保存について、損害発生を防止するのに必要な注意を払っていた場合は、その責任を免れます。占有者が責任を免れたときには、所有者が第2次的に責任を負います。この所有者の責任は無過失責任といわれていますので、所有者自身に故意・過失がなくても、客観的に工作物に瑕疵があれば、瑕疵を原因として発生した損害について賠償する責任を負います。ただし、当該屋根瓦が本来備えるべき安全性を有していたことが立証できた場合には、工作物に瑕疵が認められず、占有者ないし所有者はその責任を免れます。瑕疵の有無の判断は、所有者の故意・過失に関わらず、客観的に判断されます。
大きな地震が頻発した場合には、「不可抗力」として、支払義務が認められない場合もあると考えられます。その地域での揺れの大きさや頻度により結論が異なりますので、弁護士会等の相談窓口で相談されたほうがよいでしょう。

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