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居場所のない子どもの居場所「みんなのひろっぱ」をつくったスタッフ弁護士 2

更新日:2018年6月28日

「みんなのひろっぱ」 開所へ。

 そうした連携活動に取り組んでいく中で、弁護士が携わることのできる分野は限られているということも分かりました。そして、見えてきたニーズに対応する機関がなければ作ってしまおうと考えました。
 子どもたちにはどんな支援、どんな環境が必要なのか、スタッフ弁護士を含む若手弁護士や地域子育てサポーターなどでミーティングを重ね、子どもが食事をとったり、困りごとの相談をしたり、自由にくつろげる居場所の確保が急務であるという結論が出ました。そして、その場所を「みんなのひろっぱ」と命名し、設立に向け拠点探しなどの準備をはじめました。

 そして、趣旨に賛同した国際ソロプチミスト高知から設立資金として200万円を寄付いただき、高知桜ライオンズクラブや高知西ロータリークラブ金曜会から寄付を、高知県職員労働組合からは助成の支援を受け、1月17日、高知市中須賀町にいよいよ開設します。
 開所目前の現在は、開所式の準備、支援スタッフの募集、支援スタッフ養成研修の準備、子どもの支援に携わる機関への訪問などを行っています。

 「みんなのひろっぱ」は、家庭や社会に安心できる場所がない子どもたちすべてを対象とした居場所です。場所が決まったことで、子どもを受け容れる第一歩が踏み出せたという喜びと地域の方や応援してくれている方々、何より、来てくれる子どもたちの期待や要望に応えられるだろうかというプレッシャーと不安とが混じったような気持ちです。
 この場所に「みんなのひろっぱ」があってよかったと子どもたちに思ってもらえるように、子どもたちのための、安全で、心安らげる場所を子どもたちとつくることに邁進しようと決意しております。

※ スクールソーシャルワーカー

 悩みや問題を抱える子どもや保護者の相談を受け、子どもの立場に立った支援を行う。活動の拠点は学校であり、問題解決へ向けて、教職員や保護者への助言や問題解決の方法のプランニングを行う。自治体や教育委員会が募集をし、社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士などの資格者がなる場合が多い。


子ども虐待防止「オレンジリボン運動」に参加する法テラス高知のメンバー


法テラス高知法律事務所の
栗田洋亮スタッフ弁護士と

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