ドライバーMの「法テラス号」運行日誌・続”(第9回)

ドライバーMの運行日誌続3①

3月23日(日) 晴れ    最高気温15℃/最低気温8℃

 こんにちは。「法テラス号」ドライバーのMです。

 3月も後半。今日は春の訪れを感じる穏やかな天候の中、七尾市社会福祉協議会さん主催の「専門家による合同相談会」のため、会場となる「七尾市西湊地区コミュニティセンター」に向かいます。

 七尾市社会福祉協議会さんの「専門家による合同相談会」は、昨年11月から七尾市内のコミュニティセンターや仮設団地集会所等計20か所で順次開催され、結果12/29(日)を除く毎週日曜日には、必ず市内どこかで相談会が開催されるという非常に大きな企画で、「法テラス号」もそのうち9回に参加させていただきました(2月に“最強寒波“の際、大雪のため1回は中止。)。改めて七尾市社会福祉協議会の皆様に御礼申し上げたいと思います。

 この「専門家による合同相談会」、そして「法テラス号」相談会も今年度は本日が最後。石川県津幡町出身の大関・大の里が優勝を争う大相撲三月場所と同じく、千秋楽を迎えることになりました。

 さて、七尾市西湊地区コミュニティセンターに到着。とても瀟洒な建物です。会場も正面の壁には外壁と同じく煉瓦積みをモチーフとした部分がアクセントとなり、とても美しい部屋でした。そこに建築士、ファイナンシャルプランナー、弁護士、今回はさらに住宅金融支援機構北陸支店の方のブースが設けられていました。

 今日は所有建物の解体に際して近隣の方との調整でお困りの方、建物解体後、更地となることで高い固定資産税を負担することになるのではないかとお悩みの方、お二人からご相いただきました。後者の方については、ファイナンシャルプランナーの相談へもご案内し、合同相談会の利点を活かすこともできました。

 前回、せっかくの機会なのに、どなたも来場されなかった残念な経験を踏まえ、ご来場された方には積極的にお声掛けをしようと臨んだ本日の相談会。結果として来場された方全員にお声掛けをすることができました。これからもこの思いを持って、被災地・被災者の方々に確実に法的支援をお届けするよう、全力を尽くして取り組んでいこうと思います。

 帰路、大の里が優勝決定戦で高安を制して、三度目、大関に昇進してからは初めての優勝を果たしたことを知りました。来場所はいよいよ「綱取り」に挑戦です。地元出身力士の活躍に大いに勇気づけられます

 私たち、そして「法テラス号」も、お困りごと・お悩みの解決に向けた道筋を明確にお示ししていくことを通じ、被災された皆様の生活再建と被災地の復興に向けた歩みを勇気づける存在となるよう、来年度も挑戦を続けていかなければ、と思いました。

 さて、本日の走行距離は164km。「法テラス号」、お疲れさまでした。

 

 

 

□西湊小学校の跡地であることを示す石碑がありました。その傍らには「二宮尊徳先生幼時之像」も。往時が偲ばれます。(撮影地:七尾市)

二宮尊徳先生幼時之像

 

□会場の「西湊地区コミュニティセンター」。とても瀟洒な建物です。(撮影地:七尾市)

西湊地区コミュニティセンター

 

□ただ、地震で地盤が動いたことによる被害と思われる箇所が見られました。(撮影地:七尾市)

被害箇所

被害箇所2

被害箇所3

 

□今日は弁護士のほか、建築士、ファイナンシャルプランナー、住宅金融支援機構の四者による合同相談会です。(撮影地:七尾市)

合同相談会