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ドライバーMの「法テラス号」運行日誌・続”(第2回)
2月23日(日) 曇り時々雪 最高気温3℃/最低気温−2℃
こんにちは。「法テラス号」ドライバーのMです。
予報どおり「最長寒波」は今日も居座り続けています。今回は「法テラス号」もこれまで以上に深い雪に包まれ、タイヤが半分近く埋まるほど。駐車場の除雪に少々手こずりましたが、本日の目的地「七尾市崎山地区コミュニティセンター」へ向けて出発します。
今回も七尾市の方が金沢市内よりも雪が少ないように感じられ、会場では爽やかな青空も広がっていました。「負けないぞ‼ 七尾!!」の気迫が「最長寒波」に打ち克っているのかもしれません。
さて、今回は七尾市社会福祉協議会さんが開催している「専門家による合同無料相談会」。弁護士のほか、建築士の方、ファイナンシャルプランナーの方の相談ブースも設けられています。先日の金沢地方・家庭裁判所 七尾支部での相談会で、建築士に相談するようアドバイスを受けられた方のことを思い出しました。解決に向けて前に進んでいるといいな。
さて、本日は震災後に配偶者を亡くされた70代の方から遺族年金のこと、「災害関連死」認定及び災害弔慰金のこと、年末調整のことなどについて相談がありました。
令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨をはじめ、大規模な災害では、住まい、仕事、収入を失ったり、さらには家族を喪うなど、多くの方が生活の基盤全般に大きなダメージを受けることがあります。その結果、広範囲かつ長期的に多数の被災者の生命・生活に深刻な影響を及ぼします。
今回ご相談いただいた方も、税金、年金、災害弔慰金というように、多数の問題に一斉に対応しなければならず、大変お困りだったのではないかと思います。
相談の中では、関係する各制度について説明を受けた上で、年末調整については税務署や税理士、遺族年金については社会保険労務士へそれぞれ相談するよう案内され、災害弔慰金については不支給決定を争う方法について説明を受けたようです。
相談の後には「話をよく聞いてくれて、安心しました。ありがとうございました。」とおっしゃっていただきました。
被災者の方が相談できる状況に至るのは、災害から一定の時間が経って、自分自身の生活がある程度落ち着いた後になることも多いと思います。その意味で、むしろこれからこそ大事だと思います。「法テラス号」とともに引き続き頑張ろうと改めて思いました。
今日は「最長寒波」の影響が心配されましたが、無事に相談会を実施することができ、ホッとしました。
本日の走行距離は194km。「法テラス号」、お疲れさまでした。
□居座る「最長寒波」。さらに深い雪に見舞われています。(撮影地:金沢市)
□会場の崎山地区コミュニティセンター。震災の爪痕か。(撮影地:七尾市)
□建築士やファイナンシャルプランナーの方のブースもあります。(撮影地:七尾市)