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ソノマ州立大学の教授と学生のみなさんが法テラス国際室を訪問しました。
2025年1月7日、アメリカのソノマ州立大学(カリフォルニア州)の教授と学生のみなさんが、日本の刑事司法手続を学ぶため、法テラス国際室を訪問しました!
同大学関係者に、都内の大学の教授や院生、大使館職員の方も加わり、約30名となった参加者に対し、冨田さとこ室長(法テラス国際室)、大野鉄平弁護士(法テラス愛知法律事務所のスタッフ弁護士)が、英語で講義と意見交換を行いました。
冨田室長は、日本の刑事手続や、その中における国選弁護人の重要性について講義を行いました。アメリカの制度にも触れながら、自身の刑事弁護経験を交えての説明に参加者は興味津々で、話の途中でも質問が絶えませんでした。
大野弁護士からは、日本の刑務所制度について説明があり、刑務所内の人権問題を改善するための大野弁護士たちの取組みについても紹介がありました。受刑者への人権侵害事例の報告もあり、多くの参加者から受刑者の人権擁護のために社会がすべきことについて質問や意見が出ました。
講義を終えた参加者からは「日本で実際に事件に取り組んでいる弁護士から話を聞けることはとても貴重な体験であった。日本の課題から自国の課題について考えるよい機会になった」との声が聞かれました。
また大野弁護士は、「今回のように自由に議論を交わせる機会を得られるのは、法テラスのスタッフ弁護士として働く魅力の一つだ」と話していました。
ソノマ州立大学及びその他の参加者のみなさん、ご参加誠にありがとうございました!
法テラススタッフ弁護士の活動についてもっと知りたい方は、「スタ弁の声ページ」もぜひご覧ください!
参加者と談笑する冨田室長
日本の刑事手続における法律扶助の歴史について説明する冨田室長
刑務所内の人権問題について説明する大野弁護士
多数の質問に回答する大野弁護士
質問をするソノマ州立大学の学生と真剣に聞き入る参加者