年金生活者ですが、年金を担保にお金を借りることができると聞きました。貸付制度のの内容について教えてください。
更新日:2018年6月28日
高齢者などが医療費や住宅の改修費用などで一時的に資金が必要となった場合に、その公的年金を担保として小口の資金を低利で融資する公的な貸付制度です。年金を受ける権利は、譲渡したり担保にすることは法律で禁止されていますが、独立行政法人福祉医療機構から借入れをする場合は、例外的に認められています。
- 融資を受けられる方は、厚生年金保険、国民年金、労働者災害補償保険の年金を受給している方になりますが、生活保護受給中の場合などは対象外になります。
- 借入申込みは、年金を受け取っている銀行、信用金庫等の店舗(「独立行政法人福祉医療機構代理店」の表示があります。)で行います。なお、ゆうちょ銀行、農協及び労働金庫は取扱窓口になっていません。
- 返済が終了するまでは、年金の一部を受け取ることができなくなりますので、ご注意ください。また、自己破産をして免責を受け、他の負債がなくなった場合にも、年金担保で借り入れた部分については、返済が終了するまで年金からの天引きが続くことになります。したがって、借入後の生活の負担にならないよう、慎重に計画を立てて利用する必要があります。
- 詳しくは、年金を受け取っている金融機関あるいは独立行政法人福祉医療機構にお問い合わせ下さい。
- 恩給または共済年金による貸付制度は、日本政策金融公庫にお問い合わせください。