
【引き継がれる「多職種連携」】
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法テラス本部 村山 勇輔(61期) 法テラス魚津法律事務所のスタッフ弁護士の声掛けがきっかけではじまった、多職種参加型の事例検討会。 2019年3月の第1回の開催以来、2021年9月までに計26回開催されました。 この事例検討会には、保健師、社会福祉士、保育士、薬剤師、スクールソーシャルワーカーなど、事例に合わせて様々な専門職種が10~30名ほど集まり、困難事例に対して、みんなで支援の方向性を検討します。心理学に関する専門的な知識・技術をもつ公認心理師などが参加することもあります。 2021年3月の異動に伴い、この取組は、事例検討会の立ち上げにかかわった村山勇輔弁護士(61期)から、地元の弁護士と後任の佐藤佳実弁護士(70期)に引き継がれました。 スタッフ弁護士から引き継がれる「連携」のバトン。 佐藤弁護士と村山弁護士からのコメントを紹介します。 *記事の内容は、掲載当時のものとなります。 |
<佐藤佳実弁護士のコメント>
村山先生から引き継ぎ、はや半年が経過しました。多職種の方の視点や知見を学ぶことができ、私自身とても刺激となっています。単に解決策を考えるだけではなく、誰がどのように介入したらいいかまで検討し、すぐに実践できるような工夫もしています。事例検討会で扱ったケースが法律相談に繋がったり、参加者から別件で相談を受けたりするようにもなり、継続していくことの大切さも実感しています。良好な連携関係を維持し、この活動を次につなげられるよう頑張っていきたいです。
<村山勇輔弁護士のコメント>
この会で使われる「野中方式」でいつも感心させられたのは、当事者がどこで生まれ、どんな人生を歩み、今どうやって暮らしているのかを、しっかり共有するところです。車があると聞けば、「車種は何ですか?」という質問が出ます。ときには、「いつもそこで○○○のアイスを買って食べておられます」などの細かい話まで。でも、それでその人のことをより深く理解できた気がするのが不思議でした。佐藤さん、続けてくれて有り難う!
参考:
https://www.toyama-shakyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/v_fukushitoyama202109.pdf
公開日:2021.9.24