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「アウトリーチ活動」 ~社会的養護を巣立った若者たちへの支援~
法テラスは、被災者の方々や、こども等、自ら司法にアクセスすることが困難な方々に対して自ら赴いて法的サービスを提供する「アウトリーチ」活動を積極的に行っています。
福祉関係職の方々が現場で日々実践しているソーシャルワークの輪の中に、法テラスの関係者や弁護士が加わり協働することにより、当事者が抱える法的問題のみならず、生活上の様々な問題や課題についてもともに解決していくことを目指し、日々実践を重ねています。
この活動のひとつの取り組みとして、社会的養護を巣立った若者たちへの支援を行っております。
ある法テラスの事務所では地域との連携がきっかけで、社会的養護を巣立った若者たちに対し就労支援・住居支援・自立・生活支援をしている団体と繋がりました。こちらの団体は、社会養護施設を出て、頼る先がない若者たちの自立を支えるためにさまざまな機関とつながり、包括的な支援を提供しています。
社会的養護を巣立ったこどもたちは、その後、親や周りの大人を頼ることの難しい状況に陥ってしまう場合があります。そのような若者たちには、生活上のさまざまな困りごとに対応する支援者たちが必要です。借金問題、ネットトラブル、貧困、DV、妊娠、心身の不調など、さまざまな悩みがあるからです。
しかし、彼らが自ら法テラスや弁護士に相談に行くには、非常に高いハードルがあります。また、一般的に福祉的な支援団体の方々からしても、弁護士に相談する心理的ハードルは非常に高いです。
このようなハードルを乗り越えるために、若者の生活問題をサポートしている団体と法テラス、医師、専門支援団体、行政等が日々交流を持って連携することで、法テラスや弁護士と顔なじみになっていただくことが必要です。それにより職員の方々がケース対応時に感じる「違和感」をより早い段階で弁護士と共有していただけるのです。実際に、法テラスのスタッフ弁護士が定期的に訪問したり、研修などで交流を持つことによって、双方が打ち解けて、若者たちが抱える法的問題をより発見しやすくなり、法的支援につながりやすくなりました。
法テラスは、このような支援団体の方々との交流を図り、アウトリーチ活動をすることにより、法的問題の早期発見や事実整理に寄与することを目指しています。
このようなこども支援などのその時々のニーズに即応するためには、寄付金を充てる必要が生じる場面があります。
このクラウドファンディングでは、おかげさまで、目標額だった300万円を達成することができました!
これもひとえに、法テラスの取組にご賛同いただき、ご支援いただいた皆様のおかげです。
心より感謝申し上げます。
皆さまの想いを「こども支援」、「被災地支援」の取組にしっかりとつなげてまいります!
このクラウドファンディングは2月14日(金)まで継続する予定です。
継続的に法テラスをご支援いただける方には、是非とも「法テラス応援団」(年会費制)にもご加入いただき、今後ともご支援を賜ることができれば大変ありがたく存じます。