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効果的な刑事弁護を実践するために

更新日:2022年10月15日

法テラス群馬法律事務所 狩野 雅史 弁護士(68期)


私は、2021年4月まで、法テラス宮古島法律事務所(以下「法テラス宮古島」といいます)に勤務していました。
法テラス宮古島は、沖縄本島から300キロメートル離れた宮古島に所在する日本最南端の法テラス法律事務所です。
 
この美しい離島でも、日々、刑事事件が起きています。
宮古島に所在し、宮古島の刑事事件を担当する弁護士は、法テラス宮古島の弁護士を含めて実働3名です。
一人当たり年間40件程度の刑事事件を受任します。事件の種類も様々です。国選だけでなく私選もあります。
その中には、勾留を争うべき事件がありました。
黙秘など取調べ対応を適切に行うべき事件がありました。
再犯防止のために依存症治療が必要な事件がありました。
裁判員裁判対象事件もありました。
宮古島は、弁護士が少ない割に事件数は多く、我々スタッフ弁護士が刑事弁護の技術を迅速かつ適切に実践する必要が極めて高いところです。
責任は大きいですが、とてもやりがいがありました。
 
法テラスは、日本全国に法律事務所を設置しています。
そして、日本全国で、確かな技術に基づいた刑事弁護を実践するため、スタッフ弁護士にはその技術を磨く機会が与えられます。
養成中には、日弁連と法テラスが提供する研修があり、法廷弁護技術研修もあります。
最新の知識と技術を身に着ける機会が用意されています。
また、法テラスには、裁判員裁判弁護技術研究室があり、刑事事件に関する相談、全国のスタッフ弁護士が扱った事件を題材にした研修、各種専門分野に特化した研修などが提供されています。
そして、何よりも心強いのは、日本全国に同じ志をもつスタッフ弁護士の仲間がいることです。事件の悩みなど、いつでも相談ができます。
 
我々は、同じ志をもつみなさんをお待ちしています。


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