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刑事事件をやりたい人は、シンプルにスタッフ弁護士を目指してほしい

更新日:2019年6月4日

法律事務所シリウス 虫本 良和 弁護士(スタッフ弁護士OB)

スタッフ弁護士として6年間勤務し、退職後は、千葉市内の法律事務所シリウスに勤務している、第61 期の虫本良和弁護士にインタビューさせていただきました。

虫本先生

Q.スタッフ弁護士を知ったきっかけは何でしたか?

修習生の時に、桜丘法律事務所で神山啓史弁護士のゼミに参加したことです。

桜丘法律事務所は、スタッフ弁護士や日本弁護士連合会(日弁連)ひまわり基金法律事務所に赴任する弁護士を養成をしている事務所で、修習終了後にまずはこの事務所に入所しました。

そして、刑事弁護をやるのならスタッフ弁護士だということで、桜丘法律事務所を退所して法テラスのスタッフ弁護士になって、法テラス千葉法律事務所に赴任することになりました。司法試験の受験勉強をしていた頃から、弁護士になるなら当然刑事弁護をやるものだと思っていたから、自然に、刑事弁護をやろうと決めました。
 

Q.法テラス千葉法律事務所ではどのような事件を担当されましたか?

主に刑事弁護事件をやっていました。特に、当時は国選刑事弁護を担う弁護士が不足していたからか、千葉では刑事弁護事件の打診が特に多くありました。

千葉に赴任した6年間のうち、裁判員裁判対象事件だけても30件は担当しました。土地柄もあるかもしれないけれど、若手の頃から多くの刑事弁護事件を経験することができました。

 

Q.裁判員裁判を30件ですか!現在の事務所ではどうですか?

今はスタッフ弁護士の頃以上に刑事事件をやっています(笑)

そして、今は個別の事件処理だけでなく、日弁連の刑事調査室に所属して、刑事法制に関する研究チームの一員としての活動もしていますし、日弁連刑事弁護センター法廷技術小委員会のメンバーとして、各地の弁護士会で刑事弁護の実演を交えた研修の講師もやっています。最近は、法科大学院の非常勤講師も務めています。

今、こういう役目をもらっているのは、スタッフ弁護士として刑事弁護を真剣に取り組んできて、その仕事ぶりを知ってもらえたからなのかもしれません。
 

Q.では、スタッフ弁護士のときに、どうやって刑事弁護の技術を磨かれたのですか?

そうですね…千葉で多数の刑事事件を担当していると自ずと実務経験も積めたし、スタッフ弁護士全員が受講する刑事弁護の研修も受講できました。この研修も充実していましたが、加えて、スタッフ弁護士の頃から日弁連の刑事法廷技術小委員会の研修も受けていて、講師もさせてもらっていました。講師をすることでさらに研鑽をすることができたと思います。

日弁連の刑事弁護センター法廷技術小委員会には、現役のスタッフ弁護士では、法テラス多摩法律事務所の村井宏彰弁護士や加藤梓弁護士も入っています。

そうそう、スタッフ弁護士の頃に、「刑事弁護ビギナーズVer.2 」の執筆にも参加させてもらいました。

本を読む虫本先生

Q.…す、すごい! では、これから弁護士になられる方にメッセージをいただけませんか?

刑事事件をやりたい人にはシンプルに、スタッフ弁護士を目指してほしい。

スタッフ弁護士は全国各地に赴任して、地域によっては刑事事件が少ない地域もあるし、福祉機関との連携活動を積極的に求められる地域もあるから、スタッフ弁護士になったからといって刑事弁護を中心にやれるとは限らないのかもしれません。

だけど、スタッフ弁護士は、刑事弁護の研修も充実しているし、事務所経営も気にしなくてよいから、重大犯罪の弁護事件など困難な事件も躊躇なく受けることができて、仕事に没頭できるというメリットがあります。そして、刑事事件が多い地域もあるから、まだまだスタッフ弁護士が刑事弁護を担う側面はあると思います。

僕は、スタッフ弁護士として6年間、「刑事漬け」だったけれど、それが今のキャリアに繋がっていると思うし、スタッフ弁護士には刑事弁護の歴史を作り続けてほしいと思います。

それから、弁護士になろうとする人の中には刑事弁護をやりたい!って人が一定数いるはずだから、法テラスには、そんな人の受け皿であってほしいと願います。刑事弁護を真剣にやりたい人が法テラスに辿り着けるように。

刑事弁護以外について言うと、スタッフ弁護士時代に毎年参加していたスタッフ弁護士全国経験交流会は、発表の内容もプレゼンもすごい…!離島で成年後見の仕組みを作るといったダイナミックな活動もやっていました。スタッフを辞めてからも、最近の経験交流会の資料を見せてもらったことがありますが、洗練されていて、さらに進めてスタッフ弁護士がすごくなっている!わかる人にはわかる存在感… わかってほしいなと思います。

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