賃料をめぐる問題
- 賃貸住宅に住んでいるのですが、震災で、住宅の壁にヒビが入り、一部が使用できなくなりました。賃料の減額を請求することはできないでしょうか。
- テナントビルを借りて店を経営しています。今回の震災で売上が激減して、賃料の支払に苦慮しているのですが、売上が回復するまで、賃料を減額してもらうことは可能でしょうか。また、当面、差し入れている敷金(保証金)と相殺するということはできないでしょうか。
- 震災の影響で、賃料を滞納してしまったところ、大家さんに部屋の鍵を付替えられてしまいました。仕方ないのでしょうか。
- 東京都に一戸建てを所有しています。建て替えをするために、近所の家を定期建物賃貸借契約で1年間借りて、1月から仮住まいを始めましたが、この度の地震をきっかけに建て替えをやめることにしました。仮住まいの定期建物賃貸借契約は、やむを得ない事情以外は中途解約できないこととなっています。既に前納で1年分の賃料を支払済みです。6月末で元の家に戻った場合、賃貸借契約を解約して、7月から12月までの賃料相当額を返してもらうことはできないのでしょうか。
- 転職のため引っ越すことになり、引越先のマンションの賃貸借契約を締結しました。ところが、賃貸借契約締結後に、震災が発生し、引越業者から、燃料不足のため引っ越しができないとの連絡がありました。そのことを引越先に伝えたところ、住んでいなくても賃料は発生すると言われました。引っ越しができず、まだ住んでいないのに、賃料相当分は負担するしかないのでしょうか。
- 震災で避難勧告が出て、借家に住めなくなりました。避難している間の賃料を支払わなければならないのでしょうか。
- テナントビルを貸しているのですが、入居している飲食店から、「震災の影響で経営が苦しくなったため賃料の減額を求める」旨の通知が届きました。私としては納得できないのですが、賃料の減額に応じなければならないでしょうか。
- 借家に住んでますが、東日本大震災で家屋に損傷が生じました。家主に修繕を依頼したが応じてもらえなかったので、やむなく自分で30万円をかけて修繕しました。修繕にかかった費用を支払ってもらいたく何度も大家に連絡しましたが、連絡が取れなかったため、家賃を毎月1万円減額して支払っていました。 ところが、最近になり、家主から、約定どおりの家賃を支払っていないため出て行くようにといわれました。これまでどおり、減額した家賃の支払いのままでよいでしょうか。