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法廷弁護技術研修へのいざない

更新日:2019年6月4日

法テラス香川法律事務所 狩野 雅史 弁護士(68期)

講義風景


「4月」、「名産品」、「晴海」と聞いて何を連想しますか。

春、桜、美味しいもの、ふるさと納税、東京、都会・・・。連想するものは人それぞれだと思います。
ですが、私たちスタッフ弁護士の多くは、これらの言葉を聞くと、ある一つの研修のことを思い出します。

「法廷弁護技術研修」です。

講義風景


スタッフ弁護士になると、1年目は、各地の養成事務所において養成を受けることになります。赴任のための準備期間です。もっとも、養成事務所で取り扱う業務の種類等によって、経験することができない業務もあります。そこで、養成中のスタッフ弁護士には、法テラス本部や日弁連が主催する研修が用意されています。これらの研修は、各地に赴任するための力を付ける絶好の機会となっています。

その中でも、特に、他と一線を画していると感じる研修があります。それが法廷弁護技術研修です。

例年、4月に2日間かけて合宿を行い、法廷弁護技術の基礎をみっちりたたき込んでもらうことができます。受講生は、この日のために記録を読み込み、最終弁論、冒頭陳述、主尋問や反対尋問を準備します。合宿では、講義だけでなく受講生の実演もあり、第一線で活躍されている刑事弁護人の先生方から指導を受けることができます。

私が受講したころは、開催地にちなみ「晴海研修」と呼ばれていました。今では、開催地が変わってしまったようです。ですが、晴海と聞くと、今でも、他の受講生と交わした熱い議論、講師の先生方の厳しくも熱い指導を思い出し、初心にかえることができます。

また、1日目の研修終了後には、懇親会があり、各地に赴任されている先輩方から、各地の名産品が届きます。いただく立場ではなかなか気付きませんでしたが、自分が贈り物をする立場になってみると、先輩方の熱いエールが詰まった贈り物だったのだと感じています。

法廷弁護技術研修は、刑事弁護人を目指す人にとって、格好の研修です。そして、各地のスタッフ弁護士のつながりの強さを感じることのできる研修でもあります。
充実した研修があることもスタッフ弁護士の魅力の一つです。興味のある方は、ぜひスタッフ弁護士への道も考えてみてください。

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