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自然と人情の豊かな地・沖縄 人生の再スタートを支えたい

更新日:2018年8月28日

自然と人情の豊かな地

子どもの頃から困っている人を助ける仕事をしたいと考えており、大学時代に社会的に不利益を強いられている人の力になりたいと思って弁護士を志しました。
弁護士になって4年半。沖縄に来てからは、本島内や各離島を巡り、島ごとに異なる自然の美しさや歴史の深さを実感しています。豊かな自然に囲まれ、穏やかで人情味あふれる人ばかりのこの地がすっかり好きになっています。

しかし、そんなところでも、犯罪は起こります。法テラス沖縄法律事務所では刑事事件を中心に仕事をしていますが、私の印象では、飲酒がらみの事件が多いように思います。飲酒運転、酔った上での傷害、建造物侵入、強制わいせつ等々。また、万引き事件も多いです。暖かい土地だからか、家を飛び出して(中には本土から来る人も)路上生活をしばらく続け、お金が底をついて万引きという事件も少なくありません。

人生の再スタートを支えたい

刑事事件において、弁護士は、裁判や、たとえば窃盗であれば被害弁償など事件解決のための活動をしますが、それだけでなく環境調整も行います。関東を飛び出して来た20代の青年が、所持金がなくなり路上生活となり万引きをした事件の時には、判決が出るまでの間に支援機関と連携して住居や仕事を確保し、判決後に社会で生活ができるよう環境調整をしました。のちに、その青年が無事に仕事や生活ができている様子が聞けた時にはとてもうれしかったものです。


罪を犯した人もいずれ社会に戻ります。その時に、生活の基盤、家族の支援、職場の支援等がなければ、人生の再スタートをすることは困難です。被疑者・被告人との面会を重ねる中で本人に前向きな気持ちが生じ、それを励まそうとする家族や職場の支援が得られた時にこの仕事のやりがいを感じます。新しい一歩を始めるきっかけになれたらと願っています。

法テラスは、刑事事件に限らずさまざまな法的トラブルを抱えた方々を支援するためにあります。そして、そこで働く私たちは困っている人たちの一助になりたいという思いです。一人で問題を抱えず、お近くの法テラスへどうぞお越しください。

法テラス沖縄法律事務所 小林郁子弁護士
PROFILE
こばやし いくこ/2014年弁護士登録。トマト、さくらんぼ、桃など赤くて丸い食べ物が好物。「沖縄のレイシ(ライチ)とミニマンゴーも最高です。夏の市場で出会えます。」

スタ弁(スタッフ弁護士)って?全国各地にある法テラスの法律事務所等で働く弁護士です。
詳しくはスタッフ弁護士のページをご覧ください。
スタッフ弁護士になりたい!という方はスタッフ弁護士採用サイトをご確認ください。

※掲載している所属やプロフィール情報は、平成30年7月時点のものであり、現在は異なっている場合があります。

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